業種別に見ると、「製造業」が5,693社(構成比42.9%)でトップに。前回調査から社数の減少幅が大きいのは「卸売業」(11.7%減)、「サービス業」(15.7%減)、「不動産業」(22.2%減)の3つ。
「卸売業」のなかでも「婦人・子供服卸」(29.6%減)の大幅減少が目立ち、調査元では、アパレル関連はOEM業者などで円安や人件費高騰の影響を受けやすく、撤退も増えているとみている。
年売上高別に見ると、「10億円~100億円未満」が43.2%で最多、次に「1億円 ~10億円未満」(30.4%)が続いた。 100億円未満では前回調査に比べて社数が減少したが、年売上高100億円以上では増加、売り上げ規模の大きな会社の割合が高まった。
中国進出企業のうち増収となった企業の割合は、2013年度決算までの過去3年間を見ると、いずれの年も、非進出企業における割合を上回る。中国へ進出した日本企業が、売上を伸ばしているとも解釈できる。
本調査は、帝国データバンクのデータベース・信用調査報告書ファイル「CCR」(170万社収録)をもとに抽出した企画商品「ATTACKデータ(海外進出企業)」の中から、中国進出が判明している日本企業について、都道府県別、業種別、年商規模別に分析を行った。