Shopify Japanは、2025年のブラックフライデー・サイバーマンデー(BFCM)および年末商戦に関する消費者調査の結果を発表した。

2025年のBFCM期間中、日本国内での1人当たりの平均支出予定額は前年比2,000円以上増加し、15,387円となった。これは前年の16%増であり、過去最高水準である。

今年の特徴として、消費者の購買行動が早期化している点も挙げられる。16%が「昨年よりも早くホリデーショッピングを始める」としており、9%は9月末までに購入を開始している。一方で、企業側の事前プロモーションは10月以前実施が9%にとどまっている。
特に18~34歳の若年層では42%が5万円以上の支出を予定しており、購買意欲の高まりが示された。

購買チャネルでは、オンラインと実店舗双方を活用する傾向が強まった。30%の消費者が両チャネルを均等に利用する予定であり、高額商品の購入では実店舗、低価格帯の商品ではオンラインを利用する傾向が明確に表れている。また、27%はオンラインで閲覧後に実店舗で購入するスタイルを取ると回答した。
また、51%の消費者がAIを利用して商品情報や割引情報を取得する予定であり、企業側でも81%がAI活用ツールへの投資を進めている。しかし、57%の消費者は企業のAI活用に対して慎重な姿勢を示している一方、67%は「人から購入することが重要」と考えている。

調査概要
- 調査時期:2025年8月
- 調査対象:日本を含む9ヵ国・地域
- 調査対象:消費者18,000人と中小企業経営者・意思決定者7,500人
- 調査協力:Sapio Research
