2014年度の健康食品市場規模は、メーカー出荷金額ベースで前年度比100.2%の7,208億円を見込む。調査元では、高齢化社会の進展や美容・アンチエイジング意識の高まりから、同市場を拡大基調と捉え、また、2015年4月に予定されている食品の新機能性表示制度が追い風となると見ている。
2013年度の販売チャネル別市場規模を見ると、「通信販売」が2,920億円(前年度比4.3%増)で4割を占め最多に。とくにセルフ販売が主体のドラッグストア、コンビニエンスストア業界にとって、食品の新機能性表示制度が追い風になると見ている。
2014年9月~2015年1月、健康食品メーカー、一般食品メーカー、製薬メーカー、関連団体、管轄官庁等を対象に、専門研究員による直接面談、電話・FAXによるヒアリング、文献調査併用で行われた。本調査の「健康食品」とは、機能性を訴求した食品であり、かつその形状が、錠剤、カプセル、粉末、ミニドリンクタイプ等の商品を対象としている。