KINTOは、オンラインでの高額商品(モノ・サービス)の購入・契約に関する意識調査を実施した。同調査結果の詳細は、次のとおり。
半数以上がオンラインで10万円以上の商品の購入経験有
調査によると、オンラインで10万円以上の商品を購入または契約したことがある人は、52.6%に達した。「購入・契約したことは無いが、今後購入・契約したい(してもよい)と思う」も14.7%存在した。
オンラインで購入・契約する際に高額だと感じる金額は、1万~50万円の広い価格帯に回答が集まったが「5万〜10万円未満」が26.0%でトップとなった。
高額商品の購入で重視されるのは「品質の良さ」
オンラインで高額商品を購入する際に重視する点については「品質が良いこと」(66.2%)が最多で、「コストパフォーマンスが良いこと」(49.1%)、「販売元の信頼性が高いこと」(39.8%)が続いた。
回答の選択肢によっては世代間の差が見られ、「自分にあわせてカスタマイズできること」「その商品の背景・ストーリーに共感できること」は20代・30代において回答の割合が高かった。若年層には、商品自体の価値だけでなく、自分に合った商品かどうかを重視する傾向が見られる。
オンラインで最も高額な購入品は「パソコン・スマホ」
過去にオンラインで購入・契約した最も高額な商品は「パソコン・スマホ(周辺機器含む)」が31.8%で最多。次いで「旅行関連(宿泊予約等)」(15.9%)、「家具・家電」(12.6%)が続いた。中には「100万円以上のクルーズ旅行」や「ブランドの腕時計」といった回答もあった。
オンラインでの車購入に意欲的な若年層
オンラインで車を購入・契約したい(してもよい)と考える人は、全体の24.4%だった。特に20代では57.7%と半数を超える一方、60代では66.4%が購入に否定的と回答しており、年代によって大きな差が見られた。
購入意欲の理由としては「時間を問わず購入・契約ができるから」(46.6%)や「自分のペースで購入・契約の最終決定ができるから」(45.0%)、「場所を問わず購入・契約ができるから」(41.2%)が主な理由として挙げられた。
なお、購入をためらう理由としては「不安なことやわからないことを直接相談したいから」(50.5%)や「最終決定の際に実車を確認したいから」(42.0%)、「購入・契約の最終段階で直接説明を受けたいから」(34.5%)など、購入過程での対面サポートを求める意見が多かった。
安心して車を購入するために必要な条件 約40%が「販売元の信頼性」と回答
車をオンラインで購入する際の安心要素として、「販売元が信頼性の高い企業であること」(44.7%)や「価格が明瞭であること」(42.1%)が重視されているとわかった。また、30.1%が詳細なスペック情報の提供を求めていることも明らかとなった。
調査概要
- 期間:2024年11月5日~7日
- 調査対象:オンラインで商品(モノ・サービス)を購入・契約したことのある20代~60代の男女
- 調査人数:539名
- 方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー」の企画によるインターネット調査