キリンホールディングスは、全社的な業務効率化と価値創造に向け、業務特化型生成AIの活用を目的とした「KIRIN BuddyAI Project(以下、BuddyAI)」を始動したと発表。
BuddyAIは、キリンホールディングス内で生成AIを活用し、業務効率やスキルの向上を支援することを目的としたプロジェクト。社内環境で構築した生成AIに、各業務領域に特化したプロンプトテンプレートを実装し、業務データとも連携することで、各部署での活用をさらに推進するという。
同プロジェクトでは、最初の取り組みとしてキリングループのマーケティング業務に特化した生成AIツール「KIRIN BuddyAI for Marketing」をマーケティング領域で働く従業員約400名に展開。これにより、業務効率化とクリエイティブな価値創造に向けた時間確保が可能となり、従業員はより付加価値の高い業務に専念できることが見込まれるという。なお、創出できる時間は年間約2万9,000時間以上と同社は算出している。
同社は今後、営業やR&Dなどの分野にも生成AIを順次展開し、2025年末までに国内全従業員約1万5,000人への導入を目指すとのこと。