LINEヤフーは、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を通じて、全国の10〜60代の男女を対象に、ファッションアイテムをどのくらいの頻度で購入しているか、また、ファッションの参考にしている情報源について調査を実施した。結果の概要は次のとおり。
ファッションアイテムを買う頻度は「月に1回以上」が30%超
靴、帽子、アクセサリーなども含め、ファッションアイテムを購入する(購入してもらう場合も含める)頻度について聞いたところ、全体では「月に1回以上」が最も多く33%だった。次に、「2~3ヵ月に1回」が28%と続く。
全体で、60%以上がファッションアイテムを2~3ヵ月に1回以上購入しているとわかった。また、半年に1回以上購入している人は、80%以上にのぼる。
男女別に見ると、購入頻度を「月に1回以上」と答えた人の割合は女性のほうが高く、41%。一方で、男性では26%となっている。なお、「買わない(買ってもらわない)」と回答した人の割合が最も高いのは、10代の男性で20%だった。
年代別では、10~20代で「月に1回以上」と回答した人の割合がほかの年代と比べて高く、40%を超えた。特に、10~20代の女性では、50%を超える結果だった。なお、30代以降では、「月に1回以上」と「2~3ヵ月に1回」の割合に大きな差がなく、それぞれ30%前後。また、30~60代の女性で「2~3ヵ月に1回」の割合が30%台となっており、30代の女性ではほかの年代よりも高い37%だった。
10~20代はSNSで、40代以降は店舗が情報源
ファッションアイテムを購入する人に(購入してもらう場合も含める)、ファッションに関する情報源として参考にしているものを聞いたところ、「店のディスプレイ・店員の話やファッション」が30%弱と全体で1位となった。次いで、「Instagram」「通販サイト・アプリ」「街で見かける人のファッション」が続く。
参考にしている情報源は、年代によって大きな違いが見られる。10~30代では、「Instagram」が1位で、年代が若いほど割合が高くなり、10~20代では50%前後を占める。
10代では、「Instagram」「TikTok」「YouTube」といったSNSや動画配信サービスが上位を占めており、「X(旧Twitter)」も7位にランクインしている。10代の女性では特に「TikTok」が40%を超える高い支持を集めた。また、10~20代では、「まわりの人(友だちや家族など)のファッション」「まわりの人(友だちや家族など)からの話・口コミ」と答えた人の割合も、ほかの年代と比べて高い傾向にある。
一方、40~60代では「店のディスプレイ・店員の話やファッション」が1位だった。「チラシ(電子版含む)」「カタログ(電子版含む)」は年代が上がるほど割合も高くなる傾向にあるほか、「テレビ」は60代の女性で16.4%とやや高めだった。
男女別に見ると、「Instagram」「通販サイト・アプリ」「店のディスプレイ・店員の話やファッション」「ファッションサイト・アプリ」では、女性のほうが参考にしている人の割合が高かった。男性のほうが高い割合となったのは「参考にしているものはない」で、特に40~60代の男性で30%前後となっている。
調査の概要
- 調査方法:LINEユーザーを対象にしたスマートフォンのウェブ調査
- 調査対象:日本全国の15歳~69歳の男女
- 実施時期:2024年7月8日~2024年7月10日
- 有効回収数:5,241サンプル