DHLジャパンは、スモールビジネス向けに、一連のデジタルツールを強化し海外事業展開をサポートすると発表。特に、アカウント開設の新プロセス始動により、法人番号や屋号をもっていない団体や個人も、アカウントを開設できるようになった。これにより、発送手配から荷物追跡までの複数荷物の一元管理、国際輸送に関する専門的サポートや出荷量に応じた割引プログラムなどを、事業規模に関わらず受けられる。
DHLは、一連のデジタルツールにより、複雑な税関の手続き、輸出や国際貿易規制に関する知識不足およびリソース不足など、スモールビジネスにとってグローバル市場への参入を妨げている課題解決の一助となることを目指す。
DHL Expressが開発した包括的なデジタルソリューション
新プロセスの始動
創業歴や事業歴の浅いスタートアップ企業や個人事業主も、DHLアカウントの開設が可能となる。ダイナミックディスカウント(変動型割引)プログラムの一環として、新規にDHL Expressアカウントを開設したユーザーは、4ヵ月運送料金を50%割引、5ヵ月目以降は前月の利用実績に応じて、送料最大70%割引で利用できる。
マイグローバルトレードサービス(MyGTS)
輸出国と輸入国、または地域間の既存のトレードレーン規制や通関要件を検索できるAI搭載の無料通関情報ポータルサイト。輸出入統計品目番号(HSコード)の検索、通関情報の事前確認など、ユーザーの通関手続きにおける利便性を高める。
DHL Express Commerce(越境ECビジネス向け出荷書類作成ツール)
DHL Expressの配送サービスを、Amazon、eBay 、Shopify、Magento、WooCommerceなどのeコマースプラットフォームと統合し、発送の自動化やフルフィルメントプロセスの管理をサポートするツール。複数ある越境ECの発送注文を一元管理し、効率的な出荷を可能にする。
また、DHLの国際エクスプレスサービスを利用すると、トラック&トレースで、リアルタイムに海外へ発送した荷物の配達状況を追跡できる。オンデマンドデリバリーでは、荷物を受け取る顧客の都合に合わせて、受取日時、場所、荷物の受取方法を事前に選択できる。