Reproは、店舗アプリのインストール前後の利用状況に関するユーザー調査を実施した。スーパー・コンビニ・ドラッグストア編、アパレル編、飲食編の3部にわたり調査結果を公開。今回は第1弾として、スーパー・コンビニ・ドラッグストア編の調査結果が公開された。
店舗アプリを知るきっかけ第1位は「店内の掲示」
店舗アプリをインストールした理由・きっかけをたずねると、「ポイントを貯めるため」「クーポンを取得するため」が上位となった。また、「インストール特典を利用するため(26.1%)」「いつも利用している店舗だから(24.6%)」といった理由も続いた。
店舗アプリの利用頻度は「週1回以上」が42.8%
一般小売店の店舗アプリの利用頻度は「週に1回以上」が42.8%、「月に1回以上」は36.3%と、大半のユーザーが月1回以上は利用しているとわかった。
業種別で比較すると、一般小売店のアプリ利用頻度が比較的高い結果だった。スーパーやコンビニなどの小売店は、ユーザーが日常的に利用するため、来店頻度とアプリの利用頻度が比例すると推察できる。
アプリインストール後、40.4%が店舗への来店や購入頻度が増えた
アプリをインストールする前後での行動の変化をたずねると、「特に変わったことはない」という回答が最も多い結果に。一方で、40.4%が「その企業の店舗に来店したり、商品を購入したりする頻度が増えたと思う」と回答した。
「来店頻度や商品の購入頻度が増えた」と回答した人にその理由をたずねると、「ポイントを貯めやすい・使いやすいから」「クーポンが定期的に発行されているから」という理由が上位を占めた。そのほかの回答も、セールやキャンペーン、ポイントに関する項目の割合が高い傾向にあり、特典情報はユーザーの来店や購入の後押しに効果があるとわかる。
60%以上が店舗アプリのアンインストール経験がある
アプリをアンインストール経験をたずねると、67.8%のユーザーが「ある」と回答した。
アンインストールの理由は、「店舗を使う機会が減った(64.3%)」が最も多い結果だった。ほかにも「ポイントやクーポンが魅力的でなかった」「初回インストールの特典を使い終わった」「アプリが不便だった」という回答が続いた。
アプリのインストールや利用目的をたずねる質問では、クーポンやポイントが取得できることを理由にあげる人が多かったものの、アンインストールに関しては「アプリの不便さ」や「プッシュ通知の頻度」といった理由が目立つ結果となった。インストール時にユーザーにとってメリットがあったとしても、インストール後はアプリ自体の体験やコミュニケーションが重要であると考えられる。
調査概要
- 調査期間:2024年1月26日~1月28日
- 調査対象:店舗アプリを利用したことのある16~69歳の男女
- 有効回答者数:1,030名(男性=345名/女性=685名)※同レポートではスーパー・コンビニ・ドラッグストアなど一般小売店のアプリを利用したことがある633名(男性=212名/女性=421名)の回答を集計
- 調査方法:インターネットアンケート調査