三井物産は2024年6月3日、「Papas(パパス)」「martinique(マルティニーク)」「MOGA(モガ)」「MEN'S BIGI(メンズビギ)」など国内有力アパレルブランドを擁するビギホールディングス(以下「ビギHD」)を完全子会社したと発表した。
三井物産は2018年にビギHDへ33.4%出資参画し、EC事業の強化や、「PINK HOUSE(ピンクハウス)」などのブランドの海外展開支援、英国老舗ニットブランド「JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー)」の導入などを行ってきた。三井物産は今回、主要事業であるアパレル事業のさらなる成長と、ファッション雑貨など周辺事業への拡張を図るため、MSD企業投資が運営するMSD第一号投資事業が保有していたビギHDの株式66.6%を取得。持株比率を100%とした。
ビギHDは、同社が強みとする創造力や販路、顧客基盤に、三井物産が有する業界横断的な連携や経営・DXのノウハウ、国内外のネットワークといった総合力を掛け合わせ、ライフスタイル事業者としてさらなる成長を目指す。
また、三井物産は、アジアを中心としたグローバル市場で、ファッションをはじめとするライフスタイル事業を通じてウェルビーイングを向上し、人々のより豊かで輝く暮らしの実現を目指すとのこと。