アダストリアは、イトーヨーカ堂と協業し、新ライフスタイルブランド「FOUND GOOD(ファウンドグッド)」の展開を本格的に開始する。2024年2月15日より先行導入を開始した「イトーヨーカドー」の木場店を皮切りに、2024年7月までにイトーヨーカドー64店舗へ順次拡大する予定。なお、2024年4月10日より、イトーヨーカドーが自社編集で取り扱う衣料品としては初めて、ZOZOTOWNへの出店もスタートしている。
アダストリアは中期経営計画のテーマに“アパレルカンパニーから、グッドコミュニティ共創カンパニーへ。”を掲げ、社内外のパートナーとの協業により新たな価値を創造する取り組みを行っている。
また、成長戦略の一つに「新規事業の拡大」があり、同社のノウハウやバリューチェーンの強みを外部の企業・地域・団体などへ提供するビジネスプロデュース事業として、GMS(総合スーパー)衣料品売場のプロデュースに注力している。
今回、同社が総合プロデュースするFOUND GOODの主な対象は、30~40代のファミリー層。実用性とデザイン性をバランスよく取り入れたアパレル、服飾雑貨、生活雑貨をラインアップしているとのこと。
2024年2月15日より、イトーヨーカドー木場店の衣料品売場にFOUND GOODの先行導入が開始された。アダストリアが、「GLOBAL WORK」「niko and ...」など30以上のブランドを展開する強みを活かして、商品の企画生産、MD計画、売り場の空間演出、SNSを使ったプロモーション、売り場スタッフへの接客研修など、幅広い領域でプロデュースを実施。商品提供に加えて、店舗での購買シーン、自宅での使用シーンも含めた顧客体験の創出とブランディングをサポートし、出店施設と地域の顧客をつなぐとしている。
FOUND GOODの生活雑貨の一部商品は、セブン&アイグループが2024年2月29日にオープンした新コンセプト店舗「SIP ストア」にて、約170~180アイテムが展開される予定。