R6Bのグループ会社であるR6B AMERICA Inc.は、北米版Shopifyを用いた越境ECサポートを強化することを発表した。
北米版Shopifyは日本版Shopifyとは異なり、米国における販売に特化した機能が充実しているものの、日本国内では案内できる機会が少ない点が課題となっていたことから、R6Bは今後、現地に拠点を置くR6B AMERICA Inc.との連携を図り、日米両軸でサポートしていくとしている。
北米版Shopifyの機能例は、次のとおり。
Buy With Prime
商品詳細ページに「Buy with Prime」ボタンを追加し、ワンクリックで購入できるサービス。Amazonプライム会員の特典を利用でき、シームレスなチェックアウト体験、迅速かつ無料の配送、および対象注文の返品無料などを提供できる。
また物流の面でも、現地法人を設立し米国版Shopifyサイトを「Extended Store」として登録、または現地法人が新規でShopify Plusを契約しBuy with Primeと連携することで、すでにAmazonに出店している企業は倉庫をそのまま活用可能となっている。
Shop Payの分割払い
日本版Shopifyで分割払いを選択するには他社サービスの導入が必要だが、北米版Shopifyでは特定の条件下でShop Payの分割払いが利用可能。クレジットカードでの支払いが一般的なアメリカでは、分割払いは利用者も多く人気のサービスとなっているため、購買促進が期待できる。
Shopify Shipping
ShopifyアカウントをShopifyの配送業者アカウント(UPS、DHL Express、FedEx by Shippoなど)と連携し、チェックアウト画面で配送距離・プランを鑑みた送料を自動計算して表示。また管理画面から直接配送ラベルを購入・印刷するなどの機能も利用可能となる。
Shopify Tax
アメリカ各州の異なる税制対応のため、チェックアウト画面で売上税を徴収可能。ユーザーの地域の税法規に基づいて、その商品にもっとも正確な税率が適用される。また、物品税レポートでは、各地域の管轄当局にそのまま送信可能なレポートを生成できる。
上記のほかにも、充実したデータ分析とレポート機能を備えているなど、多くの高度なアプリやプラグインの利用、柔軟なカスタマイズや機能拡張が可能となっている。R6B AMERICAでは、これ以外にも出荷・返品対応サービスなど物流における課題解決についてもサポートを実施しているという。