冷凍宅配食「nosh」を提供するナッシュは2024年4月5日、全日本空輸(以下、ANA)とともに、大阪の物流センターの仕分け場から沖縄の宅配業者まで、航空機を活用した輸送ネットワークを確立したと発表した。2社は、2023年11月にも冷凍食品の新たな航空輸送ネットワークを構築し、大阪から北海道への輸送を提供している。
沖縄県は温暖な気候により、冷凍食品の品質維持には注意が必要な地域。ANAとナッシュの連携により、保冷コンテナ一貫輸送で温度変化を最小に抑え、品質が保たれた配送を実現するとのこと。北海道同様、輸送時間は最大2日間短縮する。
輸送エリアの拡大は、物流業界が直面する「2024年問題」に対する取り組みの一環。ナッシュは、旅客定期便を使用した長距離輸送により、安定的な輸送体制を構築するとしている。