クラウド型テレビCM出稿分析サービス「TVAL(ティーバル)」を提供するスイッチメディアは、TVALの全国2万4,000人のテレビ視聴パネルから取得したデータにより、コネクテッドTV(以下、CTV)と地上波で配信・放送された広告の横断リーチを分析、提供するサービスを開始した。
スイッチメディアは、地上波テレビのCMやスマートフォンでのYouTube広告と比べて、広告のインプレッション規模が小さいCTV広告の接触データを個人単位で正確に計測するには、パネル数の多さが重要となる点に着目し、TVALの全国2万4,000パネルを活用。正確な広告接触データを提供できる体制を整備した。
なお、同サービスではウェブ広告専用のクリエイティブ素材であっても、動画素材から広告接触データの生成ができる仕様となっている。TVALで独自に取得しているテレビ視聴データと同一のパネルからCTVの広告接触データを取得。地上波のテレビCMとCTVの広告とのトータルリーチ、クロスリーチを計測したデータを予算配分のインプットデータとして提供可能だという。
さらに、今後はデータ量の大きな「番組」「コンテンツ」単位での視聴計測を行う際に適する、新しい技術を用いた測定方法を開発していく予定となっている。
同サービスの特徴は、次のとおり。
リーチ人数による費用対効果の比較
リーチ率だけではなく、延べ視聴回数やリーチ人数も算出することが可能。これにより、出稿費用とあわせた評価でCPMなどの単価を算出し、ほかのデジタル広告との費用対効果を比較できるようになる。
また、性年代や趣味・嗜好、生活環境、などの詳細な属性ターゲットを設定し、ターゲットリーチ人数を算出することで、ターゲットにおけるリーチ効率を評価できる。
地上波テレビCMとの横断計測
地上波テレビCMとCTV広告のクロスリーチや、CTVのみで接触した人数などを測定でき、地上波とCTVの費用配分の最適化に利用できる。
多数の配信サービスに対応
YouTube、TVer、ABEMAなどさまざまな配信サービスへの広告出稿計測が可能に。また、サービス別のリーチ状況も計測できる。