リテール業界に特化してビジネスのDXを支援するイングリウッドは、味の素と資本業務提携契約を締結したことを発表した。同提携により、イングリウッドのEC領域における商品企画・マーケティング・販売を通して培った知見・データ・インフラと、味の素が保有するおいしさ設計技術やアミノサイエンスをベースとした健康・栄養の幅広い知見・技術を組み合わせることで、“食と健康のソリューションサービス”の構築を推進するという。
イングリウッドは、2005年の創業より生活雑貨・アパレル・ヘルスケア・食品といった幅広い製品の企画・販売などによって、特にEC領域における知見・データ・インフラなどを蓄積してきた。現在ではそれらのノウハウを活かし、リテール企業・メーカーが抱える様々な販売面での課題にソリューションの提供をしている。
味の素においては、中期ASV経営2030ロードマップにおいて、アミノサイエンスの強みを活かした4つの成長領域のうち、フード&ウェルネス領域におけるパーソナルな価値提供を通じた“食と健康のソリューションサービス”の実現に向けて、生活者の身体状況や食の傾向と理想的な栄養バランスとのギャップの提示、それを埋めていく栄養バランスのとれた献立や補食(サプリメント)の提供、身体状況のモニタリングやフィードバックの提供を行う取組みを目指している。
今後、味の素の保有するおいしさ設計技術やアミノサイエンスをベースとした健康・栄養の幅広い知見・技術に、当社が持つEC領域でのデータ・知見・インフラを組み合わせることで、1人ひとりのニーズに寄り添ったパーソナルな価値を提供する、“食と健康のソリューションサービス”の構築を推進する。
同資本業務提携後の協業第1弾として、イングリウッドは味の素と協働で、宅配冷凍弁当「あえて、」の提供を開始した。