株式会社メルカリは、フリマアプリ「メルカリ」へのログイン時に、パスワードレスの生体認証機能である「パスキー」を導入した。同機能は、ビットコイン取引サービスより導入し順次拡大してきたが、2024年1月29日よりアプリ上のログインすべてに適応された。
メルカリは、これまで電話番号認証や3Dセキュア2.0による認証など、安心・安全なマーケットプレイスの実現に向け複数の本人認証サービスを提供してきた。ユーザーから端末移行時に「再登録に失敗してしまった」といった声や、「機種変更時に煩雑である」という声があがっていたことから、2023年4月より「パスキー」を導入している。
導入後、個人情報や設定の変更、売上金のチャージなどで「パスキー」が使える機能を拡大してきたが、今回新たに「メルカリ」のアプリログインでも「パスキー」が使用可能に。電話番号認証と比べて、SMSが届く時間を待たなくて良い、入力の手間がないため失敗しにくいなどのメリットがあり、よりスムーズに「メルカリ」を利用することができる。
なお、認証時に要求するユーザーの指紋や顔といった生体情報は「メルカリ」では保存しないため、安心して利用できるとのこと。
「パスキー」利用方法
- 「マイページ>個人情報設定」を選択する
- 「生体認証」を選択する
- 「生体認証を登録する」を選択する
- 携帯電話番号宛のSMSに届いた認証番号を入力し、認証して完了する
- 「パスキー」の登録を行う