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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECzineニュース

米国ホリデーシーズンのEC売上は過去最高の2,221億ドル 3割は検索連動型広告が牽引/アドビ調査

 Adobe(以下、アドビ)は、2023年11月1日から12月31日までのホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを発表した。同調査結果の詳細は、次のとおり。

大幅な値引きと後払い決済のオプションが、ホリデーシーズンのオンラインショッピングを牽引

 調査期間中ののオンライン売上高は、前年同期比4.9%増の2,221億ドルで、Eコマースの新記録となった。11月のオンライン売上高は1,235億ドル(前年比6%増)で、感謝祭からサイバーマンデーまでの5日間(11月23日〜27日)であるサイバーウィークの売上高が380億ドル(前年比7.8%増)と好調だったことが追い風になったと考えられる。12月は、サイバーマンデーを過ぎても値引きが続いたこともあり、オンライン売上高は986億ドル(前年比3.7%増)に達した。

 このホリデーシーズンでは、主要なEコマースカテゴリー全体で、値引き額が過去最高を記録。値引きのピーク時において、エレクトロニクスは表示価格から31%オフ(2022年は25%オフ)、玩具は28%オフ(34%)、アパレルは24%オフ(19%)となった。その他のカテゴリーでは、コンピューターが24%オフ(20%)、テレビが23%オフ(17%)、家電製品が18%オフ(16%)、スポーツ用品が18%オフ(10%)、家具が21%オフ(8%)と、それぞれ高い値引き率を示した。

 消費者はオンラインショッピングに強い意欲を示したが、その多くがより融通のきく支払い方法を選択した。今年のホリデーシーズンでは、後払い決済(BNPL:Buy Now Pay Later)によるオンライン売上高が過去最高を記録し、昨年を21億ドル上回る166億ドル(前年同期比14%増)を達成。11月はこの決済方法が今までにもっとも多く利用された月(92億ドル、前年同月比17.5%増)であり、もっとも多く利用された日はサイバーマンデーだった(9億4,000万ドル、前年同日比42.5%増)。

 なお、後払い決済はホリデーシーズン以外の時期でも力強い牽引力を示している。年間(1月1日~12月31日)を通じた後払い決済によるオンライン売上高は今年、前年同期比14.3%増の750億ドルに達し、2022年を94億ドル上回った。

エレクトロニクス、アパレル、家具、食料品、玩具がEコマースの成長を牽引

 今年のホリデーシーズンにオンラインで消費された2,221億ドルのうち、半分以上(65%)はエレクトロニクス(508億ドル)、アパレル(415億ドル)、家具(273億ドル)、食料品(191億ドル)、玩具(77億ドル)の5つのカテゴリーが牽引している。これらのカテゴリーは、デジタルエコノミーにおける重要な成長ドライバーだという。

 エレクトロニクスでは、テレビ、スマートスピーカー、タブレット、Bluetoothヘッドフォン、スマートウォッチなどがこのホリデーシーズンの売れ筋商品に。アパレルでは、パジャマ、スニーカー、冬物の衣料(フリース、スウェット、肌着)が売れ筋だった。

 家具・家庭用品では、バー・スツール、小型クッション、クリスマスデコレーションが人気に。玩具では、バービー、Disney Little People、Uno Show 'Em No Mercy、KidKraftプレイセット、Squishmallowsなどが人気で、ビデオゲームは『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』、『Marvel's Spider-Man 2』、『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェアIII』が売れ筋で、ゲーム機ではNintendo Switch、PlayStation 5、Xbox Series Xが上位を占めた。そのほか、スキンケア美容液や保湿剤、コードレス掃除機やロボット掃除機、小型キッチン家電(コーヒーメーカー、エアフライヤー、インスタントポット)などが売れ筋となっていた。

そのほかのインサイト

モバイルショッピングがデスクトップを上回る

 今年のホリデーシーズンでは、オンライン販売の51.1%がスマートフォン経由となり、モバイルショッピングが新たなマイルストーンを達成(2022年の47%から上昇)。モバイルショッピングはクリスマス(12月25日)がもっとも多く、オンライン販売の63%を牽引(2022年は61%)。消費者が友人や家族と過ごすなか、多くの人がスマートフォンを使って駆け込みでお買い得品を購入したり、ギフトカードを利用したりした。ここ数年の好調な伸びにより、モバイルは小売企業にとって今後も重視すべきチャネルとなった。

商品の駐車場受け取りサービスは依然として人気

 同サービスを提供している小売企業では、2023年のホリデーシーズンのオンライン注文の18.4%でこのフルフィルメント方式が利用された(2022年には21%)。現在、オンライン注文のおよそ5件に1件が駐車場受け取りを利用しており、特にスピードと利便性を重視する買い物客に価値を提供し続けている。今シーズンの駐車場受け取りのピークは12月22日から23日(クリスマスイブの直前)で、オンライン注文の36.8%を占めた。

小売企業のマーケティング投資

 主要なマーケティングチャネル全体をみると、このホリデーシーズン中に小売企業の売上をもっとも牽引したのは検索連動型広告だった(オンライン売上の29.4%)。また、ダイレクト流入(同19.3%)、アフィリエイト/パートナー経由(同16.6%)、オーガニック検索経由(同15.9%)、電子メール(同15.3%)も売上に大きく貢献している。SNSに直接起因する売上は、今シーズンの総売上高の5%未満に留まったものの、その割合は前年同期比で5%増加している。

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