バニッシュ・スタンダードが提供するスタッフDXアプリケーションサービス「STAFF START」は、生成AIにより投稿を手助けする「AIアシスト」機能の提供を順次開始している。
同機能の第1弾では、店舗スタッフが撮影した写真や動画に商品情報を紐づけ、ECサイトやSNSなどに投稿できる機能「SNAP PLAY」にて、AIによる投稿文を自動で生成する。投稿にかかる時間を短縮し、スタッフの成果の最大化を目指す。
「AIアシスト」機能は、スタッフがより効率的に質の良いオンライン接客を実現するための新機能。ChatGPTなどの生成AIの登場により、専門的な知識よりもその人ならではの個性や魅力が重視されつつある現在、STAFF STARTでは人員削減のためではなく、その人自身もまだ知らない新たな魅力の発見を手伝うためのAI活用を推進するとしている。
第1弾はコメント下書き作成機能 投稿文作成をアシスト
STAFF STARTで最も利用されている「SNAP PLAY」機能においては、写真や動画のほか、投稿文も購入を後押しする重要な要素となっている。実際に、月1,000万円以上売るスタッフの投稿の平均文字数は240文字で、その人ならではのコメントをしっかりと記載している傾向があるという。
しかしながら、顔の見えないオンライン上のユーザーへ向け、伝えたいポイントを端的にまとめることは容易ではなく、最も重要な写真・動画の撮影のほかに、投稿文の作成にも時間がかかってしまうという課題があった。
今回のコメント下書き作成機能は、写真や動画の伝えたいポイントに沿ったタグを選択すると、STAFF STARTの過去4,000億円以上の経由売上データとAIを掛け合わせ、自動でコメントの素案を複数生成する機能。自身が最もイメージするものに近い素案を選択して投稿文に挿入ができ、自身のオリジナリティを付加した投稿文の作成をアシストする。
今後は写真や商品ページから情報を読み取る機能や、より「その人らしさ」を追求した投稿文が作成できる機能の追加も予定しているとのこと。投稿の数と質を向上させ、スタッフ・ユーザー双方にとっての接客体験向上を目指す。