GMOペパボが運営するハンドメイドマーケット「minne(ミンネ) byGMOペパボ」では、作品の「限定公開」が可能となった。これにより、指定した作品のURLを知るユーザーだけが閲覧・購入ができるようになる。個別の注文や取り置き、買い占め防止、対面販売時の在庫切れからくる販売機会の損失を回避するなど、多様なシチュエーションでの活用が想定される。
「minne byGMOペパボ」は、さまざまな作家・ブランドによる、アクセサリー、家具、生活雑貨、食品、デジタルコンテンツなど幅広いジャンルの作品が販売・展示されているハンドメイドマーケット。作品を「売りやすい」、作品に「出会いやすい」サービス展開することで、作家・ブランドが活躍できる場を提供している。
「限定公開」によって実現できること
個別注文・取り置き販売
“1点もの”が特徴のハンドメイドにおいては、特定のユーザーからのオーダーメイドや、取り置きの依頼が多くあり、サービスを利用する作家・ブランドからは、購入者の限定をしたいという声が多く上がっていた。
今回の機能実装により、作品の公開設定時に「限定公開」を選択することで、指定のURLを知っているユーザーのみが作品を閲覧・購入可能に。これにより、特定のユーザーから依頼された作品や、取り置き作品の販売をよりスムーズに行うことが可能となる。ほかにも、特定のユーザーに向けて「新作」の先行販売や「数量限定作品」および「サンプル品」といった作品を優先的に販売したり、「卸売価格」で作品を卸売販売したりといった際にも活用可能となっている。
買い占め対策
同サービスではハンドメイド作品を提供しているため、一度に多くの作品を販売することが難しい作家・ブランドにとっては、「限定公開」を利用することで、URLを知るユーザー以外は作品の閲覧・購入ができなくなり、意図しない買い占めを防ぐことが可能となる。
作品のQRコードを活用し販売の機会ロスを防止
オフラインイベントや対面販売の際にも「限定公開」の活用が可能。同サービスでは作品ごとにQRコードの発行が可能なため、たとえば、イベント限定作品など対面販売で在庫切れが発生した際、ユーザーに作品のQRコードを共有し、手持ちのカメラで読み取ってもらうことで、その場で「限定公開」された作品ページを閲覧、購入可能となる。
また、購入を迷っているユーザーに対しては印刷したQRコードを渡し、後日同サービスで購入できるようにPRすることも可能となっている。
そのほかにも、新規購入者に向けて、次回の買い物を促進する仕掛け作りとして「限定作品」や「特典付き作品」などを紹介できるため、ファン化・リピーター獲得へつなげられる仕組み。
同社は、「限定公開」を活用することで、作家・ブランドの販売活動を効率化。加えて、オフラインとオンラインの販売を組み合わせることで、売上の向上や機会損失を防止できるとしている。