福祉を起点に新たな文化の創出を目指す「福祉実験カンパニー」のヘラルボニーと日本航空(以下、JAL)は、国内および海外へと、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の推進に向け、多様な価値観と出会える場や体験創出により、障害に対する偏った認識から生じる社会課題の解決に取り組むことを目的とした業務提携締結を発表した。
JALグループでは、中期経営計画ローリングプラン2023のなかで、サステナブルな人流・商流・物流を創出し、「移動・つながり」を生み出すことで社会課題を解決していくとし、ESG戦略を経営における最上位の戦略に位置づけている。さらに、8つの重要課題の1つとして「多様性によるレジリエンス」を掲げ、多様な人・文化・価値観、行動様式が尊重され、新たな価値が生み出される社会の構築を目指している。
ヘラルボニーとJALは、互いの企業理念に共鳴し、2021年12月に初めて協業の取り組みを行って以来、障害のある異彩アーティストの才能を披露する場を国内外の様々な場所に設けている。これにより、人々に旅先で新しい価値観と「つながる」機会を生み出し、障害のイメージ変容へつなげる共創の取り組みを重ねてきた。
今回の業務提携により、両社はこれまでのモノ・場所におけるコラボレーションをさらに拡張。国内および海外における様々な「つながり」を創出することで、障害に対するイメージ変容と1人ひとりが多様性を尊重し合える社会の実現を目指していくという。
同業務提携における展開予定サービスは、次のとおり。
- 国際線ファーストクラス、ビジネスクラスでの機内アメニティの提供
- JALファーストクラスラウンジ内のJAL’s SALONにコラボレーションカップが登場
- 特別ショートムービーを機内コンテンツとして配信