Shopify(ショッピファイ)の日本法人Shopify Japanは、三陽商会がコマースプラットフォームのShopify Plusを採用して同社のECプラットフォームを刷新し、同社が展開する各種ブランドサイトとECサイトを統合した公式自社ECサイトを「SANYO ONLINE STORE」としてリニューアルローンチしたことを発表した。
これにより、ブランディング強化と顧客体験向上を図るとともに、ECサイト上での機能やサービス拡充、OMO(実店舗とECサイトの統合)推進によるECと実店舗の相互補完体制の確立を目指す。
三陽商会は、紳士・婦人服の自社ブランドに加えてライセンスブランドなど、約20ブランドを国内展開する総合アパレルメーカー。中期経営計画(2023年2月期〜2025年2月期)において、成長施策のひとつとして重要な顧客接点のひとつであるECの強化を掲げている。
その最大の取り組みとして、これまで異なるプラットフォームで運用管理されていた公式ECサイト(「旧:Sanyo iStore」)や各ブランドサイトおよびブランドECサイトにおけるオンライン上の顧客接点を統合。Shopify Plusを活用して、すべてのブランドサイトとブランドECサイトを統合し、顧客接点の統合を行うとともに、提供するサービスや顧客・購入体験の一元化を推進する自社ECサイトの刷新を実施した。さらに、一つのサイト内で複数のブランドを展開しながら、各ブランドのブランディングを担保し、顧客によるブランド間の買い回りを促進する「モール型EC」を実現している。
サイトの統合に加えて、ECサイトの刷新にともないOMOサービスの強化を目指し、実店舗における試着の予約をオンラインで可能にするなど、ECサイトと実店舗の相互補完体制を確立していくとのこと。また、実店舗で展開している商品の上質さとブランドの世界観を伝えるブランディングや、それを体現するコンテンツ、デザインを拡充することで、プロパー価格での販売の強化を行うとしている。