ジャパネットたかたは、通信販売事業において食品のみを取り扱う新ブランド「たべる。ジャパネット」の展開を開始した。
新ブランド「たべる。ジャパネット」では、食品専任バイヤーが選び抜いた全国各地のグルメや健康食品、ウォーターサーバーなどを、集中仕入れにより実現した値段で、味だけでなく、納期や配送状態にもこだわって提供する。今後約300商品の展開を予定しており、取り扱う商品点数を絞り込むことで消費者の声1つひとつと向き合い、生産者とともにスピード感をもって企画・改善を行っていくとしている。
また、単独ブランド化に際し、より価値ある商品やサービスを専門性高く消費者に提供するため、バイヤー、制作スタッフ、コールセンターも専任チームにわけている。
同社は、これまでも家電・生活雑貨以外にも、蟹やおせち、健康食品などを取り扱ってきた。2020年に新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、販路を失った食品生産者とともに、「生産者応援プロジェクト」を開始し、食品販売の展開を拡充。その後、頒布会形式で食品を届けるグルメ定期便をスタートさせ、これまでお肉や魚介類、フルーツ、お酒、星付きシェフのグルメなどさまざまなコースを展開している。
また、2018年からナチュラルミネラルウォーターの自社製造・販売を開始。そして2023年には初の自社開発の機能性表示食品「にんにくサフランW」を販売するなど、生活の質をより良くするための、「食」に関わる事業の展開を広げてきた。
さらに今回、新ブランド化することで、カタログやショッピングサイト、テレビショッピングも独立させ、今後は専用アプリなどを立ち上げることで、より消費者に楽しさと便利さを提供していく。
消費者の声を商品改善に反映
ウェブやコールセンターに寄せられる購入後の消費者の声を、毎日バイヤーと商品改善チームが目を通し、全商材に対して改善や入れ替えの検討を行う。配送したときの梱包状態や、調理説明のわかりやすさ、調理手順など細かなチェックやヒアリングをもとに問題点を明確にし、バイヤーが農園や製造現場まで訪れ、メーカー・生産者とともに商品品質・配送方法・リーフレットなど迅速に改善する体制を整えている。また、「お客様レビュー」で5点満点中4.1点以下となる商材は即見直しをする対象とし、スピード感を持った商品改善を行うとしている。