そごう・西武は、そごう千葉店に食のOMOストア(店頭とECで顧客・商品・在庫情報が統一されたストア)「food edit Chiba(フード エディット チバ)」を2023年9月28日に開業する。
2021年9月に開業したCHOOSEBASE SHIBUYAに続いて2店舗目のOMOストアとなる同店は、百貨店の強みである「編集力」と「リアルの場」、CHOOSEBASE SHIBUYAで培ったOMOの仕組みを活用することで、生産者と消費者、地域をつなぐ場をオンライン・オフライン双方で提案する。また、同ストアでは扱うアイテムを千葉県内の食に関連する商材・ブランドにフォーカス、ブランドとの協業を通して新しい小売りビジネスの創出を目指す。
なお、そごう千葉店のOMO施策としてはクイックコマースe、デパチカ、リモートショッピングに続く新たな展開となるとのこと。
<「おいしい」でつながる>をテーマに生産者・消費者・地域をつなぐ
food edit Chibaは、海にも山にも恵まれた千葉の、おいしいのに知られていないものやおいしいのにアクセスしづらいものなどを、千葉の人のみならず全国の人にももっと知ってもらいたい、もっと気軽に手にとってもらいたい、それを通じて千葉の産業をもっと盛り上げたいという想いから誕生。どんな生産者が、どんなこだわりを持って、どんな想いを込めて作ったのか、納得して消費者に手に取ってもうことを大切にする。
地場の生産者・ブランドが実店舗に容易に出店できる仕組みを提供
従来の百貨店の出店方法とは異なり、販売商品の登録と納品だけで容易に出店できる仕組みを容易。実店舗への出店経験の少ないブランドにとってハードルとなっていた商品展示作業や販売員の手配、在庫管理、売上管理、販売促進などの付帯業務は不要で、そごう・西武がサービスとして提供する。これにより、今まで百貨店への出店が難しかったブランド・生産者も容易に出店することができる。
また、商品在庫はECサイトとの完全連動を実現しているため、実店舗とECの垣根を越えた購買体験を実現。さらにリアルの場の活用として試食などのイベントも実施可能なため、ブランド・生産者が実際の消費者と直接つながる場としても活用されることを想定している。