株式会社ニトリホールディングスは、アジア地域への出店加速に向け、2023年8⽉にタイ・バンコクの中心地に位置する大型ショッピングモール「centralwOrld(セントラルワールド)」内にタイ第1号店をオープンすると発表した。
同社は、著しい成長が見込まれるアジア地域を「住まいの豊かさを世界の⼈々に提供する。」という同社のロマン(志)と、2032年3,000店舗、売上⾼3兆円を達成するというビジョンの実現に向けた最重要地域であると考え、出店の加速、店舗網の早期充実化を最重点課題の⼀つとして位置づけている。
タイは、1999年に商社を設立、ニトリグループの東南アジア地域におけるサプライチェーンマネジメントを担うほか、環境に配慮したカーペット・ラグを製造する工場(サイアムニトリ)も拠点を構えるなど、同社にとって縁の深い地である。また、長らくニトリグループの商品の製造を担う多数のサプライヤー企業との強固で広範なネットワークを有していることから、店舗網の構築を決意。今後5年間で25店舗の出店を予定しているとのこと。
同社は、2022年にマレーシアとシンガポールへの初出店を含め、アジア地域の4つの国と地域に合計して37店舗の出店を行っている。今後は、タイに加え、新たにベトナム、インドネシア、フィリピン、香港、韓国への初出店も計画。2024年3月末までに既存の国と地域への出店と新規出店国を合わせて78店舗を新たに出店し、アジア地域合計206店舗となる予定としている。また、2025年以降はロマンとビジョンの実現に向け、毎年平均300店舗の海外出店を行う計画だという。