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マルハニチロ物流、「MOVO Berth」を12拠点へ導入 待機時間30分以上の車両ゼロを実現へ

 クラウド物流管理ソリューション「MOVO(ムーボ)」シリーズなどを展開するHacobu(ハコブ)は、マルハニチロ物流がトラック予約受付サービス「MOVO Berth(ムーボ・バース)」を全国主要12拠点に導入決定し、6月から順次稼働開始したことを発表した。

 マルハニチロ物流では、2022年8月より、東京都大井埠頭の東京水産ターミナルでトラック受付業務の効率化を目的としてMOVO Berthを運用していた。今回、追加11拠点への新規導入を開始し、トラックの受付から予約まで活用範囲を広げ、トラック車両の待機削減を目指した取り組みを進める。

 今回のサービス導入の背景としては、物流の「2024年問題」があるとのこと。また、2023年6月2日に政府より発表された「物流の適正化・生産性向上に向けた荷主事業者・物流事業者の取組に関するガイドライン」においても、「荷待ち時間・荷役作業等にかかる時間の把握」「荷待ち・荷役作業等時間2時間以内ルール」が明確に示され、対応が急務となっていることから、マルハニチロ物流がトラックの車両待機時間問題に向けた対策を検討していたこともきっかけとなっている。

 今後、マルハニチロ物流はMOVO Berthの導入拡大により、拠点有責による待機時間が30分以上の車両をゼロにするよう目指す。長期的には、「物流DX」によるペーパーレス化やMOVOを活用した庫内作業とバース管理の連携により、物流の効率化と生産性向上も見込んでいるとのこと。

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