東南アジア・台湾を中心としたeコマースプラットフォーム「Shopee」の日本法人ショッピージャパンは、Shopeeの消費者データを分析。2023年第1四半期に同プラットフォームにおいて越境ECで販売された、日本商品のショッピングトレンドを発表した。
同分析では、コロナ禍に好調だった日本商品の需要が、2023年第1四半期でも継続しているとわかった。上位10位のランキング内容は昨年度と共通点が多く、1位は美容品・化粧品、2位はヘルスケア、3位は食品・飲料という結果だった。
しかし、コロナ禍の規制緩和によって、アウトドア用品やお土産商品など、新しいカテゴリーの商品も大きく売上を伸ばしている。スポーツ・アウトドア、レディース服、レディースバッグのカテゴリーの成長率が高く、それぞれ7位、9位、10位となった。
レディース服カテゴリーの下着・ランジェリー商品は、昨年度と比較するとオーダー数が1,994%増加と顕著な成長を記録。成長率の高いカテゴリーで1位を獲得している。
また、スポーツ・アウトドアカテゴリーの様々な器具は806%、レディースバッグの中古・多目的バッグは159%のオーダー数増加で、それぞれ成長率が2位と3位を記録した。
なお、上位3カテゴリーの売れ筋商品1位は次のとおり。
- 美容品・化粧品:KOSE ソフティモ スピーディー クレンジングオイル
- ヘルスケア:潤姫桃子 クルコシルセラミド
- 食品・飲料:スターバックス 抹茶ラテ
食品・飲料カテゴリーでは、一蘭のインスタントラーメンが台湾や東南アジアの複数の市場で高いオーダー数を記録した。本商品は、お土産としても人気があり、本結果は日本のお土産商品の越境ECにおけるポテンシャルを示している。