国内外の包装資材一次製造工場をネットワーク化し、ロット/単価にあわせた最適資材を設計・調達可能とするshizaiは、反復的なアナログ作業を極小化するソフトウェア開発プロダクト「lube」のリリースを発表。
同社はサービス開始以降、300以上の事業者の支援を実施。「ユーザー⇆ shizai ⇆ 一次工場」間で連携するにあたり、包装資材ビジネスのオペレーションに次のような反復的・連続的アナログ作業が点在している実態に、極めて大きな課題意識を持ったという。
- オリジナルパッケージの構想/設計/製造プロセス
- 発注~本製造までのフロー
- 納品完了後の情報管理 など
同社は、これらの多くをソフトウェアの充当により改善できると見込み、「lube」のプロジェクトをスタート。現在の人的オペレーションから、10倍の効率性を創ることを目的としている。
「lube」とは
「lube」は「lubricant = 潤滑剤」という単語の省略形。「ユーザー⇆shizai⇆一次製造工場」間のリレーションや情報管理におけるアナログ処理を除外し、各ステークホルダー間を滑らかに連携させることを目的に名付けられている。人手によるアナログ情報処理の極小化を目指すとしている。
「lube」の機能とマイルストーン
スタート時点での「lube」は「shizai ⇆ 一次製造工場 」間での情報連携/仕様・見積のフォーマット化からスタート。対外的な公開はなく、クローズドなプロダクト展開となっている。
1stリリース以降は、「ユーザー⇆shizai」間の情報連携を、ユーザーが普段から活用している周辺SaaSとのAPI連携などから実現していく方針となっている。
また、shizaiを介しての製作プロデュースにおいて「ユーザー ⇆shizai⇆一次工場」間のベストな「lube」の様態が明らかになり次第、第三者ユーザーが利用可能な外部公開プロダクトとして切り出すことも視野に入れているとのこと。これにより、包装資材市場全体のオペレーション効率化が期待できる。
一連のソフトウェア開発プロセスにおいては、ChatGPTなど生成AIの技術を適時活用し、開発プロセスの効率化・ソリューションのインパクト最大化に努めるとしている。