世界66ヵ国7,300以上の導入実績を持つCE(カスタマーエンゲージメント)プラットフォーム「Repro(リプロ)」を提供するRepro株式会社は、2022年12月12日〜2022年12月14日にウェブサイト運営・管理者を対象とした、「ウェブサイトの表示速度改善についての実態調査」を実施。その結果と分析について発表した。
同調査結果の詳細は、次のとおり。
75%以上のウェブサイト運営者が表示速度の重要性を認識
ウェブサイトの表示速度に対する重要性の認識について、「重要性は強く認識している」「重要性はある程度認識している」と回答した人の割合は76.7%。ウェブサイト運用に携わる人間として、表示速度を意識することはすでに当然のこととなっていることがうかがえる。
CVR改善・SEO対策においては表示速度改善が重要トピックに
CRO(コンバージョンレート最適化)に「積極的に取り組んでいる」と答えた人のうち、表示速度の重要性を強く認識している人は73.7%。SEO(検索エンジン最適化)に「積極的に取り組んでいる」と答えた人のうち、表示速度の重要性を強く認識している人は71.6%にのぼった。
CVRやSEOが重要視されるウェブサイトに携わっている人のなかで、もし表示速度を意識していないのであれば、改善にあたっての最重要テーマを見逃している可能性があるという。
表示速度の改善について約50%が過去・現在に取り組み、約20%もすでに検討段階
ウェブサイトの表示速度改善について、20.5%が「過去に取り組んだことがある」、29.6%が「現在、取り組んでいる」と回答。また、「今後、取り組もうと考えている」と回答した人も全体の18.7%となった。
ウェブのパフォーマンスアップを図るうえで非常にスタンダードな施策となっていることがうかがわれ、自社で表示速度改善に対する施策が議題に上がっていない場合は早急に手を打つ必要があると推察される。
表示速度改善は70~80%程度の高確度で期待以上の成果を創出
ウェブサイトの表示速度改善に採用された施策が、どの程度の成果を上げたのかをまとめたのが次の表である。多くの施策において、「期待を上回る成果が出ている」「期待と同程度の成果が出ている」と回答した人が70%を超えている。
なお、「CVRの改善」「SEO対策」「売上の改善」「リピート率の改善」といった領域ごとの成果状況の調査を実施しており、70%以上の回答者が期待以上の成果を得ているという傾向は変わらない。表示速度改善施策は影響範囲が広く、かつ成功確度が非常に高い施策であるといえる。
実装期間・運用工数と費用などが表示速度改善の大きなハードルに
表示速度改善に関する施策の実装期間、運用工数や費用を調査したところ、実装期間においては約50%の回答者が「6ヵ月以上~1年未満」の時間を要したと回答。1ヵ月あたりの工数については、「50時間以上~100時間未満」「20時間以上~50時間未満」に回答が集中。1ヵ月あたりの費用は「100万円以上~500万円未満」「40万円以上~100万円未満」に回答が集中する結果となった。
施策ごとに特性はあるが、実施時には大きな負荷が発生する実態が明らかとなっている。
調査概要
- 調査期間:2022年12月12日~2022年12月14日
- 調査対象:消費者向け(to C)ウェブサイトの管理・運営に携わっている人
- 調査人数:331名
- 調査方法:インターネットアンケート調査