LINEは、レシート管理サービス「LINEレシート」において、スーパーやドラッグストアなどで価格比較できる新機能「ショッピングサポート」の先行提供を開始した。
LINEレシートは、レシートを撮影するだけで支出管理や日々の買い物をサポートするレシート管理サービス。高い認識精度を誇るLINE CLOVAのAI-OCR(文字認識)サービス「CLOVA OCR」を活用し、レシートを読み込むことで、自動で「支出管理」と「購入履歴の記録」ができる。
昨今、原材料の高騰や円安による影響で今年に入り2万品目の食品の値上げが実施されるなど、家庭負担が大きくなったことを受け、「支出管理」が再注目されている。日本インフォメーションによると、円安・物価上昇を受けて、約63%が「節約意識が高まった」と回答している。
生活費を抑えようと節約するとき、これまでは自身で実店舗のチラシや、買い回りでの比較が求められていた。しかし、さまざまな商品があるなか、店舗ごとに商品の価格を比較することは大きな手間がかかる。
「LINEレシート」では、そのような「買い回りをして価格比較をするのは面倒」「どの店舗で買うのがお得かわからない」といった不便さに対して、レシート情報を活用し、スーパーやドラッグストアなどの価格比較ができる新機能「ショッピングサポート」の先行提供を開始した。
同機能は、同意したユーザーのレシートデータをもとに、店舗ごとに商品価格を表示するほか、商品の平均価格とその推移を表示。利用者の多い「LINE」だからこそ、ひとりでは手間がかかってしまう価格比較も、ユーザー同士がレシート登録をしあうことで商品情報が集まり、スマートな買い物選択が可能に。同機能の対象は、ユーザーから登録されたレシートをもとにスーパー・ドラッグストアをはじめとした全国の店舗となっている。
新機能「ショッピングサポート」の特徴
購入価格と比較
購入した商品をレシート登録後、近隣店舗でほかのユーザーにより同商品のレシート登録がされていた場合、店舗ごとに商品価格を表示。ユーザーは購入商品が最安値かどうか確認することができる。
平均商品価格の推移をチェック
全国から集まった価格情報を基準に、商品の平均価格を1ヵ月~最大3ヵ月間の推移で確認でき、買い時の見極めに便利。
「近くの店舗」と比較
過去90日以内に3枚以上レシート登録された店舗が「よく行くお店」として追加され、「よく行くお店」で購入した商品の近隣店舗の販売情報を表示。表示価格は、対象商品のレシート登録がほかのユーザーにより追加されると最新順に自動更新する。
なお、レシートを活用したさらなる機能拡充を来年春頃に予定しているとのこと。