D2C支援事業やECプラットフォーム「ecforce」(イーシー・フォース)を提供するSUPER STUDIOは、ecforceのオプション機能として購入導線に至ったログインユーザーや購入確認画面まで到達した未ログインユーザーに対してメールで買い忘れ防止のお知らせができる「カゴ落ちメール機能」をリリースした。
EC/D2C事業者にとってカゴ落ちによる機会損失が非常に大きい。近年スマートフォンの普及により誰もが手軽に短時間でオンラインショッピングを楽しめるようになったが、隙間時間でのショッピングは日常生活のほかの行動に妨げられるケースも多くある。また、ショッピングをしながら比較サイトや口コミサイトで商品の比較・検討を行ったりメッセンジャーツールなどのアプリ通知を受け取ったりと、ユーザーはショッピング中に同時に複数のことを行っていることもあり、購入タイミングを逃してしまう機会が増えているともいえる。
同社ではこれまで、購入離脱を防ぐ手段としてフォーム入力のわずらわしさを軽減するEFO機能の標準実装や、チャット形式の注文フォーム「smart dialog」(スマートダイアログ)を提供してきた。カゴ落ちの対策としても未ログインユーザーが購入確認画面で離脱した場合にステップメールを配信することは可能だったが、カートや購入確認画面から離脱したログインユーザーへのリマインドには対応していなかったため、売上最大化における機会損失が課題となっていた。また、メルマガ配信によるCVRを比較した際、カゴ落ちメールのCVRは4〜5倍程度高いという結果(ユミルリンクCuenoteマーケティングブログ「カゴ落ちとは?メールで解決するカゴ落ち対策」より)もあり、新規でecforceの導入を検討するEC/D2C事業者や既存のecforce導入企業よりニーズの高かった「カゴ落ちメール機能」の開発に至った。
カゴ落ちメール機能でできること
同機能を利用することにより、ログイン済みのユーザーに対しては、該当ショップでカートに商品追加したタイミングとランディングページから購入確認画面に遷移したタイミングで離脱した際にカゴ落ちメールを送付できる。また、非ログインユーザーに対しても該当ショップで購入確認画面に遷移したタイミングでカゴ落ちメールの配信が可能だという。これにより、購入意欲の高いユーザーのさまざまな理由による購入離脱を防止し、EC/D2C事業者にとっては売上の最大化が期待でき、ユーザーも商品の買い忘れを防ぐことができる。
今後はカゴ落ちメールからどれだけ購入に至ったかなど、さまざまな指標での分析が可能なレポート機能の実装も予定しているとのこと。