株式会社久は、toB・toCなどの形態を問わず、ECサイトと実店舗を統合した受注顧客データとアクセス解析ツール「Googleアナリティクス4」のアクセスログを統合し、購買傾向と回遊行動の顧客特徴抽出から「理想顧客の再現性を高めること」に特化した分析サービス、「ECコネクターアナリティクス」の提供を開始した。
同サービスではさらに、AIを活用して類似性の高い顧客をセグメント化し、理想顧客により近いグループの特徴とそのボリュームを発見することが可能。これにより、理想顧客から逆算し、影響度の大きいクラスターから理想顧客との差異を解消する施策を詳細に検討できるようになる。
また、顧客の成長フェーズに合わせて施策を組み合わせていくことで、自ずと理想顧客に遷移する再現性の高い施策を検討できる。
今後はクライアント企業様自身がレポート画面にて用意に分析を行えるようにシステム化していくとのこと。
同社は、クライアント企業の自社ECサイトをメインとしたECビジネスの総合支援を10年以上行ってきた。支援を行っていくなかで、売上拡大や業務効率化につながるサービス・システムの導入連携が、データカラムや設計のデータ設計の不統一により一筋縄ではいかないことを課題に感じていた。この課題を解決するためのシステムとして、異なるサービス・システム間のデータを変換・連携を実現する「ECコネクター」を2021年にリリース。このデータ変換・連携の仕組みを拡大し、ECコネクターで集約したデータを各種マーケティング活動に活用できるよう、分析サービスを正式リリースする運びとなったという。
主なレポーティングアウトプット
経路・会員・KPI指標分析結果をもとに、総合的な顧客特徴を反映したクラスター分析を行う。分析結果は同社からレポートが納品される。
- 経路分析(アクセス経路集約、購買タイミング分析など)
- 会員分析(会員離反予測、リピーター分析、デシル分析など)
- KPIダッシュボード(売上状況推移、決済方法別推移など)
- クラスター分析(理想の顧客に最も近いクラスターとボリュームを特定)