“Staff Tech(スタッフテック)”カンパニーのバニッシュ・スタンダードが提供するスタッフDXのアプリケーションサービス「STAFF START(スタッフスタート)」が、ユナイテッドアローズのOMO強化施策の一環として3月より15ブランドに導入された。
ユナイテッドアローズは将来的なOMO施策を実現するために、22年3月に自社ECサイトをリニューアルし、今後の方針を発表した。新たな方針のなかでも、特に、店舗スタッフを基軸としたオンライン接客の領域において、「STAFF START」を活用することとなった。
ユナイテッドアローズでは、同サービスを用いたコーディネートの投稿のみならず、販売スタッフのアカウントで商品を紹介するショートブログなども利用しており、実店舗の優れた接客販売力をオンライン上で再現する取り組みに包括的にチャレンジしている。
また、一部のブランドにおいて、同サービスを評価制度に試験的に導入する予定だという。
バニッシュ・スタンダードは、同サービスが持つ、オンライン接客の機能と、売上や貢献を可視化する仕組みによって、ユナイテッドアローズのOMO化促進の一助となるとともに、スタッフが活躍できる新たな売り場を創出し、スタッフコマースの促進やモチベーションUP、そしてキャリアUPに貢献したい考え。
店舗スタッフの「接客販売力」を活用し、OMO推進
STAFF STARTは、専用アプリを通じて、自社ECサイトやSNSなどで、店舗スタッフのオンライン接客を可能にするStaff Techサービス。スタッフ1人ひとりの投稿コンテンツを経由し、どのくらいEC売上やPVが発生したか成果が可視化されるので、本部はそれらの実績を店舗やスタッフ個人の評価に役立てることができる。
今回ユナイテッドアローズには、同サービスが提供する5つのオンライン接客機能が導入された。
- 「コーディネート投稿機能」:店舗スタッフが撮影したコーディネート写真に商品情報を紐づけ、ブランド自社ECサイトやSNSなどに投稿する機能
- 「まとめ機能」:店舗スタッフが、店舗でのショーウィンドウを作り上げるように、自社ECサイト上でテーマ設定から記事などのコンテンツ作成できる機能
- 「スタッフレビュー機能」:店舗スタッフが商品についてのレビュー(評価・コメント)を作成し自社ECサイトやSNSに投稿できる機能
- 「PLAY機能」:店舗スタッフが商品の使用感や使用プロセスなどを撮影した動画に商品を紐付け、自社ECサイトやSNSに投稿できる機能
- 「バイヤー機能」:バイヤーやMD(マーチャンダイザー)などが販売を検討しているサンプル品の情報を販売スタッフに共有し、現場の販売スタッフが「売れそう」か「売れなそう」かを評価できる機能