大日本印刷(以下、DNP)は、多様な決済や共通ポイントなどに対応するクラウド型の「DNPマルチペイメントサービス」を、自動券売機メーカーのNECマグナスコミュニケーションズ(以下、NECマグナス)に提供した。同サービスは、クレジットカード・電子マネー・二次元コード・バーコードなどの多様な決済サービスや、複数の企業や店舗などで利用できる共通ポイントサービスなどをワンストップで提供する。
今回、同サービスの強みのひとつである共通ポイントゲートウェイが評価され、飲食店などに設置されているNECマグナス製の券売機(MP-T433・MP-CL400)に導入され、dポイントが利用可能となった。
NECマグナス製券売機での「DNPマルチペイメントサービス」の導入について
コロナ禍の影響が続く小売・流通業や飲食業では、ウィズコロナ/アフターコロナを見据え、ポイントサービスなどを活用して生活者との結びつきを強化していこうとするニーズが高まっている。特に複数の企業や店舗などで利用できる共通ポイントは、生活者の認知度も高く、多くの共通ポイント会員を対象とした顧客獲得施策や多角的なキャンペーンなどが有効とされている。それに対し、これまで企業などが複数の共通ポイントサービスを導入する際には、それぞれ異なるインターフェイスへの対応が必要で、POSレジや券売機には、共通ポイント対応機能が標準的には実装されていないため、各サービスに応じてシステムを改修する必要があった。
今回NECマグナスは、小売・流通業において複数の共通ポイントの活用が広がり、それに対応する券売機の需要が増えることを見据え、次の特徴ならびにセキュリティや運用の面で多くの実績と強みを持つ「DNPマルチペイメントサービス」の共通ポイントゲートウェイ機能を採用した。