データクラウドを提供するスノーフレイクは、Retail Data Cloud(リテールデータクラウド)の提供開始を発表した。
同ソリューションを活用することで、小売業者やメーカー、流通業者、消費財(CPG)販売業者および小売業界のテクノロジープロバイダーは、同社のデータプラットフォーム、同社およびパートナーが提供するソリューション、業界別のデータセットを統合したリテールデータクラウドによって、自社データの活用や新規データへのアクセス、小売業界全体を通じたシームレスなコラボレーションが可能となる。
パートナーのエコシステムと連携して企業のアジリティを高めるとともに、よりパーソナライズした優れたカスタマーエクスペリエンスを実現し、業界全体で企業のオペレーションを最適化する。
同ソリューションを活用することで、企業は次のようなメリットが得られるとのこと。
あらゆるデータの統合
情報源、速度、形式に関わらず、ほぼすべてのデータを一元化して、信頼できる唯一の情報源として運用することが可能。
データガバナンスによる規制準拠の実現
データクリーンルーム機能を始めとする、容易に運用できるセキュリティ機能や、双方の機微なデータをさらすことの無い結合、制限付きクエリ、集中的ロールベースアクセス制御(RBAC)、行/列レベルの難読化などの監査可能な機能が搭載されており、データ移動やPIIを開示するリスクなしにデータを共有することが可能。
柔軟なパフォーマンスによるオペレーションの最適化
季節的なデータ分析ニーズに対応するための規模の拡張や、効率性や生産性を高めるために規模を縮小したりすることが可能。
エコシステムを通じてシームレスなデータシェアリング
ほぼリアルタイムで3つの主要なクラウドプラットフォームを通じてデータを共有できる。
事前構築済みの業界別ソリューションの活用
標準的なデータモデルから AI/MLによるインサイトまで、同社のパートナーネットワークによって開発されたソリューションを活用することで、価値実現までの時間を短縮し、投資効果を拡大できる。