ファッションリコマースサービス「ブランディア」を運営するデファクトスタンダードは、中国最大級の越境ECマーケットモールである京東全球購(JD Worldwide)に正式出店することを発表した。
現在、中国における中古ブランド品購入者の50%以上がミレニアル世代、Z世代であり、今後Z世代の消費力が増加するにしたがって、中国の中古ブランド品市場は著しい成長が期待されている。
ブランディアは2004年のサービス開始以来、ECに特化することでリユース業界においていち早くDXを推進し、買い取り対象が約7000ブランドに及ぶ圧倒的対応力と、1日に約10,000点を査定する大規模オペレーションの体制を培ってきた。京東全球購ではこれまで、中古ブランド品の出店を認めていなかったが、成長分野として中古ブランド品市場に注目していた。販売を本格化させるにあたり、日本における知名度と真贋の信頼性、大規模な出品が可能な体制が評価され、今回のブランディア正式出店に至った。
ブランディアは中期目標として2025年までに海外販売比率50%を掲げている。2020年より各国のマーケットプレイスに直接出店し、リユース業で主要なCtoBtoBではなく、CtoBtoCで海外販路を強化している。ブランディアの素早く確実な真贋判定の技術と、これまでに連携・出品してきた海外マーケットで蓄積した知見、特に中国のマーケットプレイスで培った経験と、BEENOSグループのグローバルEコマースのノウハウを活かし、今回の出店においても商品の品質、信頼性を担保するとともに、オーダーから出荷まで、国内と変わらないスピードで対応する体制を構築。巨大な中国マーケットにおけるさらなる流通拡大を図る。
京東集団は、中国のインターネット通販企業。越境EC専用のモールで、日本製品の販売にも力を入れており、日本発の中古ブランド品にも高い需要が期待できるという。成長著しいマーケットプレイスへの出店により、中国の消費者とのタッチポイントをさらに拡大していく考え。