ドローン事業を展開するTOMPLAは、新潟市とコーヒーチェーン店と連携しドローンを使用したコーヒー配送サービスを2022年1月8日に限定で実施した。国外では普及が広まりつつある一般顧客へのドローン配送を、国内で実施した先行事例だという。
また、同サービス提供の際はコーヒーチェーンにおける実際のオペレーションと連動し配送することで、ドローン配送の消費者ニーズや実店舗導入における検証を行った。同サービスの定常提供、ならびに日本全国の店舗への導入を見据えた検証とのこと。
新潟県内のドローン宅配の拡大を皮切りに、日本国内でのドローン配送サービスの一般化に向け準備を進めている。
検証項目
- 利用者のニーズ検証
- 店舗オペレーションへの導入検証
- ドローン飛行の安全設計の検証
- ドローン輸送のCO2削減効果の検証 など
実施内容は次のとおり。
ドローンによるコーヒーのオンデマンド配送を実施
事前に予約した消費者からの注文により、店舗での商品（コーヒー）の準備を行い、ドローン配送を行う。商品を載せ、紫竹山の飲食店エリアから発進し鳥屋野潟を通過（一部県道をまたぐ）、県立自然科学館裏手の公園に着陸し、消費者に配送した。なお、公園エリアへの実店舗の出店はなく、あくまでも配送サービスの着陸地点としてのサービス提供となる。
配送時間
通常陸上のデリバリーでは、注文から15分以上かかる距離を10分程度で配送が可能となった。
商品品質
グローバルチェーンのオペレーションと共同しサービス提供したことで、シームレスな連携のために必要な視点を獲得した。
顧客の声
一般顧客の利用にあたって配送料金設定など多くの声が寄せられた。
CO2削減
ドローンでの配送は電力を用いた配送であるため、ガソリンに比べ排出量削減につながる。ESGやSDGsを目指した配送の実現が可能。
