アリババクラウドは、インターネット上に構築される3次元仮想空間「メタバース」の分野で、ゲーム開発スタジオのJP GAMESと技術提携。共同で「PEGASUS WORLD KIT」のネットワークシステムを構築することで、さらに先進性の高いサービス提供が可能になった。
今後、アリババクラウドが有する技術とJP GAMESのメタバース空間構築技術を活用し、法人ユーザーがデジタルワールドで新しいビジネスを開拓できるようなソリューションを共同で開発していく。
アリババクラウドは、アリババグループのビジネスを支えるITインフラとして2009年に設立され、2016年より日本国内に開設されたデータセンターを通じて、日本ユーザーにクラウド基盤・サービスを提供してきた。
アリババグループの「天猫ダブルイレブン・グローバルショッピングフェスティバル」(通称:独身の日)において最大秒間58.3万件の注文数をダウンタイムゼロで処理する能力に代表されるアリババクラウドは、数多くのユーザーが同時に接続し複雑な処理を実行し、かつ弾力性のあるコンピュータ処理能力が求められるオンラインゲームのインフラとして多数採用されている。
アリババクラウドの高い拡張性と安全性を備えたグローバルインフラストラクチャネットワークとJP GAMESが持つメタバース空間構築技術フレーム「PEGASUS WORLD KIT」を活用することで、アリババクラウドを利用されている法人ユーザーに、これまでにないインタラクティブな体験を提供することが可能に。
たとえば、没入感のあるオンラインショッピングスペース、仮想空間での音楽コンサートや展示会、3Dの物件見学ツアー、バーチャルフィギュアが登場する壮大なロールプレイングイベントなどの容易な展開が期待される。