サトーとシノプスは共同で、AIを活用した値引きの自動計算機能で連携した小売業向けのラベルプリンタを2021年12月24日から提供する。
サトーの次世代IoT搭載ラベルプリンタ「FLEQV(フレキューブ)FX3-LX」に、シノプスの総菜向け需要予測・自動発注サービス「sinops-CLOUD 惣菜」を連携させたもの。CLOUD 惣菜の機能のひとつである適正値引きアラート機能を使って、AIが適切なタイミングで適切な額の値引きアラートを発した結果が、フレキューブの画面に表示される。
売り場担当者は、該当の総菜のバーコードをスキャンするだけで、値引きラベルを発行できる。これまでCLOUD 惣菜を使う場合でも、値引きシール発行の際には、売価や値引き率、値引き額、ラベル発行数などの計算結果をCLOUD 惣菜のシステムのディスプレイで確認し、ディスプレイとは別のプリンタに、手作業で入力する必要があった。今回の連携により、手入力の工程が省略され、オペレーションミスの撲滅や値引き業務の生産性向上、従業員のストレス低減などが可能になる。
今後、複数の小売企業で試験運用を始める予定。