日本HPは、VRヘッドセット「HP Reverb G2 Omnicept Edition」と、開発者向けのソフトウェア開発キット(SDK)を単一プラットフォームに統合したソリューション「HP Omnicept Solution」を発表。
VRヘッドセット「HP Reverb G2 Omnicept Edition」は、筋肉の動き、視線、瞳孔の大きさ、脈拍を測定するセンサーシステムを搭載し、人間の生理反応データ等を収集することが可能となっている。
ソフトウェア開発キット統合ソリューション「HP Omnicept SDK」は、ヘッドセットからのデータを機械学習モデルを活用して解析し、ユーザーがVR体験でどれほど知力を働かせているかといった認知的負荷など、リアルタイムのユーザーの生理反応データ等を提供する。
株式会社日本HP 専務執行役員 パーソナルシステムズ事業統括 九嶋俊一氏は次のようにコメントしている。
「HPは、VRの使用方法や社会にもたらす変革の可能性、そしてテクノロジーとのインタラクションの方法を飛躍的に発展させる、パワフルで適応性に優れたVRソリューションを設計しました。『HP Omnicept Solution』は、VRの開発と、VRが企業のトレーニングやリモート教育、コラボレーション、研究開発、特定のウェルビーイングに与える影響に関して、新たな可能性を切り開くソリューションです。このデータ主導のアプローチは、将来的により優れたVRを実現するためにユーザー中心の体験を創出する上での基盤となるでしょう」
「HP Reverb G2 Omnicept Edition」は、2021年末に提供開始予定。「HP Omnicept SDK」は、2021年12月現在、国内においては「Core」ライセンスのみの提供となる。