Shopify Japanは、11月26日(金)から11月29日(月)に開催された「ブラックフライデー・サイバーマンデー(BFCM)」にて、全世界のShopifyマーチャント(事業者)の流通総額が63億ドル(約7,140億円)を達成したことを発表。これは、前年同シーズンの流通総額である約51億ドルより23%増、また2019年の同シーズンに比べ2倍以上の流通総額となり、過去最高額を記録した。
なお、11月26日(金)に開催された「ブラックフライデー」では、全世界のShopifyマーチャント(事業者)の流通総額が前年比21%増の約29億ドル(約3,293億円)に達したことをすでに発表している。
2021年「ブラックフライデー・サイバーマンデー」:日本のデータ
- 最も流通総額の多かった時間帯:11月26日(金)8:00 PM(JST)
- 日本で売上の多かった地域順:世田谷区、横浜市、大阪市、名古屋市、港区(降順)
- 日本のカート平均価格:11,152円 ※前年の平均11,090円から増加
- 日本での取引のうち、81%はモバイル上(前年80%)、19%はパソコン上(前年20%)で行われた。
- 人気商品カテゴリー順:アパレル&アクセサリー、ホーム&ガーデン、健康・美容グッズ、電化製品、食料品・飲料
- 海外からの注文は日本の総注文数の7%
- 国際間取引における人気商品カテゴリー順:アパレル&アクセサリー、ホーム&ガーデン、おもちゃ&ゲーム
- 日本のマーチャントのPOS売上は、2020年の同シーズンと比べ198%成長。
2021年「ブラックフライデー・サイバーマンデー」:全世界のデータ
- アパレル&アクセサリー分野において、全世界で売上が最も高かったのはドイツ、イタリア、日本。
- SNS上での売上は、前年比で約3倍増加(オンラインストアとSNSを連携することによって、消費者は決済をSNS上で完結することができる)
- 期間中、最高売上を記録したのはブラックフライデーの11月26日(金)の12:02PM(EST)で、1分間に約310万ドル(約3億5千万円)を記録。
- 全世界で約4,700万人の消費者がShopifyのマーチャントから購入。
- 世界のカート平均価格は100.70ドル(約11,416円)。国別ではカナダ(115.14カナダドル; 約10,242 円)、オーストラリア(158.80豪ドル; 約12,874円)、米国(96.60米ドル; 約10,953円)が上位を占めた。
- 最も流通総額の高かった都市は、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドンで、国別ではアメリカ、イギリス、カナダが上位を占めた。 全体の取引のうち、71%はモバイル上(前年67%)で、29%はパソコン上(前年33%)で行われた。
- 越境の注文は世界の総注文数の15%を占め、最も多かった国際間取引はアメリカ-カナダ間、カナダ-アメリカ間、イギリス-アメリカ間となっている。
Shopify Japanの日本カントリー・マネージャーである太原真氏は次のように述べている。
「Shopifyが日本に拠点を開いて約4年が経過しましたが、年々BFCMは浸透しており、大きな盛り上がりを見せています。アパレル&アクセサリーの販売において、全世界で売上が最も高かった地域の一つとして日本がトップ3にランキングされていることは、日本の小売事業者の盛り上がりを示しており、非常に喜ばしく思います。
また、11月に発表したBFCMおける日本の購買傾向に関するShopifyの独自調査では、BFCMで買い物する予定と回答した人の83%は『コロナが買い物の仕方に影響を与える』と感じているものの、コロナを理由に『店頭での買い物を避けたい』と回答した人は4分の1以下(22%)に留まりました。これは、今回のPOS売上高が前年同期比で198%増となったことからも裏付けされています。この消費行動の変化が小売業界のいち早い回復につながる兆しだと考えています」