よーじやは、社内の新たな取り組みとして、Zoomを使用し全従業員が匿名で参加できるオンラインでの商品開発会議を開始した。
同社は、「脱観光依存」を目標に掲げ、商品の磨き上げに注力。顧客ニーズを反映した魅力的な商品を作り続けていくために、従業員の意見反映や新商品の開発スピードを上げること重要視している。
従来、同社の商品開発は、顧客の声を企画担当者に伝えるウォントスリップや、店舗へのヒアリングにより意見を取り入れる取り組みを行っていたが、商品開発会議は担当の部署のみで行われていた。同社はこうした状況から、より自由に商品に関して話し合う場が必要だと考察。また、一般的に会議では年齢や立場が上の人の発言が反映されやすい傾向があると考えたことから、全社員が匿名で参加可能なオンライン商品開発会議を開始した。
同会議ではまず、今後中長期的にどのような商品開発を行っていくのかについて、商品企画担当者が配信。配信内容はアルバイトを含めた全従業員が視聴可能となっている。
同会議は週に1度行われ、事前に公表したテーマひとつにつき「意見交換会」と「結論会」の2回に分けて実施される。他部署の従業員は、自身が参加したいテーマの会議にオンラインにて匿名で自由に参加することができ、チャット機能を用いてコメントすることも可能。また、商品企画担当者からは、適宜オンライン参加者へ質問を投げかけるとともに、アンケート機能を使用し投票制でも意見を募集。より意見を吸い上げやすい環境を構築している。
なお、投票結果はリアルタイムですぐに開示し、結果に基づいて議論を展開する。また同会議の内容は、社内サイト内にチャットの議論内容とともにアーカイブを掲載。都合が合わなかった従業員も視聴することができる。