SAPジャパンは、モノタロウが次期会計システムの基盤として、SAPの次世代クラウドERP「SAP S/4HANA」を採用。日本ビジネスシステムズが構築を担当することを発表した。
新しいシステムでは、継続して市場やビジネスの変化にスピーディーに対応しながら成長させて行くことを見据え、導入後はモノタロウによる内製での運用を目指すとのこと。
モノタロウは2000年の創業以来、事業者向け工業用間接資材のECサイト販売を中心に順調に業績を拡大しており、特に直近の10年間は大幅な成長を遂げている。2021年度の12月期の売上高予想は1,942億円。
その中で会計システムについて、今後も増加するトランザクション量をストレスなく処理でき、かつ、同時にリモートワークなどの今後のワークスタイルの変革にも対応していくことが必須となり、新システムの検討が行われた。検討には、事業規模の今後の成長を見込んだ社内システムのアップグレードとして、次の4点を条件とした。
- 大量のトランザクションへのストレスのない対応
- 単一システムでのスピーディーな決算処理の実現
- 紙文書を電子化し、会計伝票と紐付けられる仕組み
- 事業全体を俯瞰し、柔軟で正確な経営指標をいつでも確認できる仕組み作り
その結果、インメモリーデータベースを基盤とした最新のERPシステム「SAP S/4HANA」および「SAP HANA Enterprise Cloud」を採用することに決定し、導入ノウハウをもつ日本ビジネスシステムズをパートナーとした。