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ECzineニュース

アウトドアウェアブランド「Columbia」、ECリニューアルにecbeing採用 顧客体験強化へ

 コロンビアスポーツウェアジャパンは、運営するECサイト「コロンビアスポーツウェア公式通販サイト」のリニューアルに、ECサイト構築パッケージ「ecbeing」と、オムニチャネルにも対応したEC特化のマーケティング分析ツール「Sechstant(ゼクスタント)」を採用。

 顧客体験の強化を実現することを意識し、今まで接点のなかったECと店舗の顧客情報を統合しCRM施策が実装できる基盤づくりを行うため、2021年9月にecbeingでシステムのリニューアルを行った。ECと店舗の顧客情報を統合し両方で使用できるCRM施策ほか、店舗から独自のキャンペーンやクーポン施策を行い、店頭のみで実装できる店舗主体のCRMを実現した。

 システム統合のポイントは次のとおり。

計算ロジックを含めた構築

 今回店舗のすべてのPOSシステムを入れ替えるということもあり、クーポン割引やポイント付与に必要な計算ロジックをEC側だけでなく、店舗レジ側に関してもecbeingで実装している。

 例えば、ゴールド会員の顧客がクーポンを使用して店舗で商品を購入する場合、商品バーコードやクーポン、会員証等の情報をスキャンし小計ボタンを押すことで、その情報を一度ecbeing側に送る。送られた情報を計算し適用した結果をレジ側に戻す流れになっており、ECの注文フローで行っていることを店舗のPOSシステムからも受け付けられる仕組みを構築している。

マーケティング分析ツール「Sechstant(ゼクスタント)」の導入

 リニューアル以前も売上や商品動向の分析は行えていたが、数値の把握のみに留まっていた。今回のリニューアルをきっかけに、マーケティング分析ツール「Sechstant(ゼクスタント)」を導入することで、EC・自社店舗・フランチャイズ店舗・商品の取扱店舗の購買データを統合分析し、それらの購買行動をもとに精度の高いセグメントが可能になった。それにより顧客に対してより効果が出やすい最適なクーポンやポイントなどの販促施策を実装できるようになった。

 コロンビアスポーツウェアジャパンは、次のようにコメントしている。

 「ecbeingを導入し、オムニチャネル的なオンライン-オフラインを統合したセールス・マーケティング展開が可能となり、実際、その効果は見え始めています。この効果を効率的に増幅させるためにも、ビジネスの分析が必要です。この役割としてSechstantに期待しています」

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