酒類・食品などの店舗運営を行うカクヤスは、同社マガジンに登録しているお酒好きな“酒吞み”ユーザーを対象に、「酒類提供再開後の外飲み」についてアンケート調査を行った。
同アンケートでの定義
- 外飲み=自宅ではなく、居酒屋やバー、レストランなど飲食店でお酒を飲むこと。
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家飲み=自宅でお酒を飲むこと。
※なお「路上飲み」および「友人・知人宅での飲み会」は今回含まない。
外飲みしたいが再開にはやや慎重
そもそも外飲みと家飲みのどちらが好きかを聞いてみたところ、もっとも多かったのは「どちらも同じくらい好き」。次いで「外飲みのほうが好き」で、「家飲みのほうが好き」よりも10ポイント上回った。
お酒が好きな人にとっては、おいしいお酒が飲めるのであれば、外飲みでも家飲みでもどちらでも構わないが、強いていうなら外飲みがいいと考えていることがうかがえる。実際、「同じビール、ハイボールを飲んでいても、家で飲むのと外で飲むのでは、なぜかおいしさが違う。雰囲気を含めて外飲みはおいしくて最高」というコメントが寄せられたという。
一方で、「コロナ禍前は外飲みが好きでしたが、現在は家飲みが安心安全で変わりました」という意見も。長引くコロナ禍はお酒好きの人たちにも少なからず影響を与えたことがわかる。
同アンケートは飲食店の“酒解禁”が認められる直前の9月下旬に実施したものだが、その時点で世の中がどうなれば外飲みを再開したいかを聞いてみたところ、もっとも多かったのは「自分が暮らす自治体の、飲食店の酒類提供停止が解除されたら」だった。
ほかには、「2回のワクチン接種が終了してから」「医療の逼迫状況の緩和」「ワクチンおよび治療薬が完全に普及したら」と回答する人も。また、「職場の規定(同居家族以外との飲食禁止)が解除されたら」「会社のガイドラインで許可が出たら」など、勤め先のルールを守りたいと考えている人も見受けられた。どんなに外飲みが好きでも、感染再拡大のリスクもあるため、外飲み再開には慎重になっている様子が見てとれる。
飲食店を応援したい気持ちは大きく
実際に外飲みを再開したら、再び感染拡大させないために、どんな点に気をつけようと考えているかを質問。7割以上の人が「体調の悪いときには行かない」「入店したら手指消毒」と回答した。また、「大人数では行かない」「大声で話さないようにする」も過半数を超えた。自分でできる感染対策はしっかり行いたいという思いが現れたアンケート結果となった。
今後、外飲みを再開したら、どんなことを楽しみたいかを聞くと、圧倒的に多かったのは「その店ならではの料理」だった。次いで「一緒に行った人とお酒を飲みながらの会話」「その店ならではの雰囲気」、そして「家飲みでは味わえないお酒」と続く。 “お酒を飲む”ことにフォーカスされがちな外飲みだが、実は料理あっての飲酒であり、それを外飲みの魅力にとらえている人が少なくないといえる。寄せられたコメントのなかにも、「酒と料理のペアリング」「家ではできないマリアージュ」を外飲みで楽しみたいという意見もあった。
実際は、まわりの動向を見ながら外飲みを再開する人が多いと推察される。「近しい知人がお店を経営しているがコロナで大打撃を受けているので、応援したい気持ちと会いたい想い」を抱いている人もいた。
調査概要
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:カクヤスメールマガジンに登録しているユーザー
- 調査期間:2021年9月18日(土)~9月23日(木)
- 回収サンプル数:426