ほかの広告では出会えないユーザーと出会える LINE広告の魅力とは
――LINE広告を導入してからは、どのように運用を行っていますか。
川口 当社の広告運用をサポートしてくれるLINEの担当者と相談しながら、新規獲得とリターゲティングにわけて配信設定を行いました。
新規獲得に関しては、ROOMのウェブサイトにアクセスしているユーザーやコンバージョンユーザー、LINE公式アカウントの友だちのデータを基にオーディエンスを作成し、リターゲティングに関してはサイトにアクセスしたユーザーに対して3日以内、7日以内にわけて広告を配信する設定にしました。
まずは少額から始め、約2週間の学習期間を経てからは、月に1度のレポートを見ながら次の施策考案や改善を繰り返しています。私自身がROOMのすべての業務に携わっているため、細かな運用までは手が回らない状況でしたが、LINEの担当者からフィードバックやサポートを受けつつ進めることができたので、非常に助かりました。
――川口さんと森さんは、どういった役割分担をされているのでしょうか。
森 LINE広告の設定やクリエイティブ制作などを私のほうで担当しています。前職は人材業界の営業職でマーケティング業務は未経験でしたが、少しずつ担当する領域を増やしています。LINE広告のアカウント開設も行いましたが、広告運用の経験がなくてもスムーズに開設することができました。
――LINE広告を実際に活用し始めてから感じたメリットや魅力について教えてください。
川口 国内の大多数が活用しているアプリ(※月間利用者数8,400万人(2020年6月末時点))のため、ほかの媒体では出会えないユーザーと出会うことができます。また、LINEの担当者からアップデートがあるたびに情報を共有いただいていますが、続々と新たな機能が出てくるので次の施策も考えやすく、運用側としても楽しんで取り組んでいます。
――「ほかの広告では出会えないユーザーに出会える」とのことですが、具体的にはどのようなユーザーと出会えましたか?
川口 もっともコンバージョンにつながったユーザーが30代の女性、次いで40代だったことが個人的には意外でした。Instagramと同様、LINEも若年層の利用が活発でコンバージョンするユーザーも20代が中心になるのではと考えていましたが、ユーザー層が拡大できたことに加え、事業としてもさらなる可能性を感じることができました。
――LINE広告のクリエイティブを選定する際に意識しているポイントはありますか?
森 ROOMでは毎週金曜日に新商品をアップし、土曜日・日曜日の売上を踏まえて火曜日に新たなクリエイティブを選定しています。写真については紹介したい商品写真に加え、ブルーなどの色ものを選ぶなど、可能な限りお客様の目を引く写真選びを意識しています。また、ROOMのお客様は写真のメイクやネイルにも注目してくださっているので、敢えて商品にフォーカスしないクリエイティブもカルーセルに加えるなどの工夫を凝らしています。