越境EC、何から始めればいいかわからない…そんな時は?
海外向けEC専門のWEBマーケティング会社、世界へボカンの加瀬です。
弊社には毎月様々なお問い合わせが舞い込んできますが、ご相談いただくクライアント様の中には、「何から手を付ければいいかわからない」という方もいらっしゃいます。
確かに海外向けに商品やサービスを販売するとなると、何をすればよいのか…と難しく考えてしまいがちですが、そんな時にまず行っていただきたいのが、"現状把握"と"情報整理"のふたつです。
現状把握と情報整理を行うことで、以下のことが見えてきます。
- 現状どこに課題があるのか
- 何が明確になっていないか
- 何の施策から始めるべきか
今回は、弊社が普段クライアント様からご相談いただいた際に行うヒアリング項目をベースとして、どういった情報を整理すべきかをご紹介していこうと思います。
それでは一緒に進めていきましょう。
1)現状把握から始めよう
越境ECを始めたお客様は、大体以下の3つのフェーズに分けられます。
- サイトは作ったものの、まだ何もできていない
- サイトは既に何ヵ月か運用して、少ないながらもトラフィックはある
- 集客施策は行っているが効果が出ていないので、パフォーマンスを上げていきたい
上記1の方はまだトラフィックデータもないので、参照できる情報が揃っていないと思います。
上記2や3の方は、トラフィックデータの数は少なくても参照できる情報があるので、まずはこのデータをもとに、どういったユーザーが訪れているかを整理していきましょう。
国・デバイス・チャネルなどの軸から、セッション数・コンバージョン数・コンバージョン率の状況を見て、「どういったユーザーが、どの経路でコンバージョンしているか」を見ていきます。
自社ECサイトの見るべきポイント
- どの国のユーザーがアクセスしているか
- どの集客チャネルが最も貢献しているか
- どの集客チャネルのパフォーマンスが悪いか
- デバイス別でパフォーマンスが異なるか
- どのページの閲覧が多いか
- どのページまで訪れて、どのページで離脱しているか
もしまだコンバージョンがほとんど発生していないようなサイトであれば、直帰率や滞在時間・コンバージョンの手前(カート訪問、商品詳細訪問)の到達状況といった数値でユーザーの回遊状況を見ると、見込みの高いユーザーが来ているかどうかがわかります。