アスクルがヤフーの協力のもと運営する、一般消費者向け(BtoC)インターネット通販サービス「LOHACO(ロハコ)」は、10月27日(木)に「暮らしになじむLOHACO展」デザイン商品体験会を開催した。デザイン商品とは、「暮らしになじむ」をコンセプトに日用品をリデザインしたもの。会場には、商品を企画したメーカーだけでなく、インフルエンサーも集まり、デザイン商品を手に取って体験した。
デザイン商品の紹介に先立ち、アスクル株式会社執行役員CMOの木村美代子氏から、LOHACOについて説明がなされた。それによると、LOHACO利用者の半数以上は女性で、年齢層は30~40代が6割以上を占めるという。
このような日用品を購入する機会が多いユーザー層に向けて、LOHACOが目指すのは「第2世代」のECだ。嗜好品を単品買いするロングテールのECを第1世代とし、第2世代を「いつでも、どこでも、日常使いのEC」と定義した。今回のデザイン商品発表会も、第2世代のECとなるべく進められている活動のひとつだ。
LOHACOを基点としたビッグデータを活用し、参加企業のマーケティング活動を推進しているLOHACO ECマーケティングラボでは、「流通起点のPB(プライベートブランド)から、生活者起点のCB(コンシューマブランド)へ」をメインコンセプトに掲げ、「店頭で目立つ」ことよりも「暮らしになじむ」ことを重視したデザインを、メーカーとともに追究。今回のデザイン商品発表に至った。
今回発表されたのは、36社の47商品。参加企業には、サッポロビール、オルビス、資生堂、日清食品ホールディングスなど大手日用品メーカーが名を連ね、うち数社は、会場で商品コンセプトを語った。その中から、サッポロビールの例をご紹介する。デザイン商品は、「ホワイトベルグを楽しむ冷蔵庫ストッカー」だ。
8缶入りの包装資材は、そのまま冷蔵庫ストッカーとして利用できる。見た目だけでなく実用性も兼ね備えており、上部から缶を入れて下部から取り出すことができるデザイン商品だ。
LOHACOでは今後も、日用品の枠組みを超えた、利便性と快適な使い心地を追究したデザイン商品の供給を進めていく。