まずは在庫量 ジャンルや地域の次の一手はeBayと相談で
さらに売上を伸ばし、同社の方針である回転率の高さを追究していくため、まずは商品数を増やしていくという方針が見えている。具体的な打ち手としては、在庫連携ツールの使い勝手が良くなったところを待って、eBayとも連携することと明確だ。
イーベイ・ジャパンによれば、時計ジャンルに関しては、日本からの出品数はニーズと比較するとまだまだ足りないそうで、同社が商品数を増やすことは、市場ニーズに応えることを意味している。
「まずは商品数を増やし、中古ブランド時計というジャンルで地位を確立したいと思います。その後、まだ国内でも着手できてはいませんが、ブランドジュエリーもやってみたいね、という話は社内で出ています。アメリカ以外の地域への出品は、イーベイ・ジャパンさんにぜひアドバイスいただきたいところです。eBayでの越境ECには、非常に可能性を感じていますから」
言語の苦労はゼロにはならないが、社内のスタッフも「世界でも通用する喜びは実感している」と小島さん。現品販売で価格勝負し、回転率を高く保つという、明確な方針で国内ECでも成功、海外販売でも実績を作りつつあるCLOSER。越境ECのひとつの成功モデルとなるまで、それほど時間はかからなそうだ。