クロックスのデジタル広告担当 金榮恩さんが行くEC女子の道
2011年より現職となり、デジタル広告全般を担当 。日本アフィリエイト協議会が選ぶ「アフィリエイト業界MVP」の広告主部門で2013~2015年の3連続受賞に輝く。
“顔が見える”広告主として、MVPを3年連続受賞
――日本アフィリエイト協議会による”アフィリエイトMVP”の広告主部門、2015年度も受賞おめでとうございます。3年連続は快挙ですね。
ありがとうございます。この賞は、広告主側のアフィリエイト担当者やASPスタッフ、広告代理店、とりわけアフィリエイトサイト運営者(アフィリエイター&ブロガー)の投票で決まるので、その支持を集められたという意味でうれしく思っています。
年末に、日本アフィリエイト協議会主催の忘年会があったのですが、日頃お世話になっているアフィリエイター&ブロガーの皆さんにお会いできて、大コーフンでした。女性が多いので、ものすごくにぎやかでしたよ(笑)。
――なかなかアフィリエイターの皆さんとお会いする機会は少ないと思うのですが、平時はどのようにコミュニケーションを取られているのですか?
やはり、毎週お送りしているメルマガがメインになります。メルマガはどうしても、こちらからの一方通行な情報発信になりがちなので、アフィリエイター&ブロガーの皆さん1人ひとりに向けて、手紙を書くようなつもりで作成することを心がけています。最初に自分の近況などを報告して、その後に「今売れているもの」「取り上げかたとして面白かった例」など、皆さんのアフィリエイト活動に役に立つような情報を盛り込んでいます。
ほかには、春&夏、秋&冬のシーズンごとにイベントを開催し、アフィリエイター&ブロガーさんをご招待しています。直接お会いして、顔を見ながらいろいろなお話ができるので、とても重要な機会なんです。だから、できるだけ多くの方に来ていただけるように、魅力的な企画を考え、工夫を凝らしています。
さらに、アフィリエイトの仕組みを提供するASP主催のイベントや、ファッション系広告主による合同イベント、見本市や勉強会などにも積極的に参加しています。できるだけ「顔の見える広告主」であろうと意識しています。
――広告担当者が顔を出す企業はそう多くないですよね。
そうかもしれませんね。それは、クロックスがというより「アフィリエイトだから」というのは理由としてあるかもしれません。とくにレビュー系のアフィリエイトは、アフィリエイターさんの「使ってよかった」という実感や愛着があって実現するもの。だからこそ、私もひとりの人間として、自らの感性や思いを軸にした情報発信をすることで、アフィリエイターの皆さんの信頼や共感を得ることができるのではと考えています。
だからなのか、アフィリエイターさんのコミュニティはとてもアットホームです。みんなで応援していこうという温かい雰囲気に包まれています。その一方で、結果を出すことにはシビアなので、ニコニコしながら鋭いツッコミや要望が繰り出されますから、気は抜けないのですが(笑)。本音を聞かせていただけるのはありがたいですし、いろいろな気づきがあります。