楽天は、ユーザーの購買行動分析データや一般消費者へのアンケート調査を基に、今夏に注目を集めそうな消費行動や商品をまとめた「『楽天市場』 2026年夏トレンド予測」を発表した。
猛暑の新対策

【1】ウェアラブル冷却武装
近年の過酷な環境下において、体に装着して直接冷却し体温調節ができる「ウェアラブル冷却武装」グッズが拡大しています。一例として頭部を冷やす「アイスハット」の流通総額は前年同期比約3.2倍、ファンを搭載し衣服内に風を送る「空調ウェア」の流通総額は前年同期比約1.6倍と伸長している。
他にも服や帽子、ベビーカーシートなど、内部に水を循環させて直接的に体温上昇を抑える「水冷ウェア」関連アイテム商品が続々と登場し、猛暑を攻略するための最新グッズとして期待が寄せられている。
【2】進化系冷却グッズ
従来の保冷剤や氷に代わり、持続時間と冷却性能を両立させた次世代アイテムとしてステンレス製の「保冷剤」が人気で、流通総額も前年同期比約14.6倍と伸長している。
その他、チタン製の「アイスキューブ」やペルチェ素子を搭載した「ネッククーラー」などの商品も登場しており、生活者がより高いレベルでの暑さ対策を求めていることがうかがえる。
【3】多機能+ファン(プラスファン)
「楽天市場」では、様々な用途の雑貨や小物にファンを付けた「多機能+ファン」が人気を集めている。多機能ファンの流通総額は前年同期比で約1.6倍に伸びており、中でも、かばんや服などに掛けて風を送る「腰掛けファン」が約5.6倍、「首掛けファン」が約1.5倍と、ハンズフリーで風を送って涼むことができる商品が注目を集めている。
その他、「ファン付自撮り棒」や「ファン付日傘」など、他用途のアイテムに小型扇風機がついている商品も登場している。
【4】避暑着
ファッションコーディネートの一部として暑さ・日焼け防止対策商品を取り入れた「避暑着」を楽しむ動きも加速している。楽天が運営するファッション通販サイト「Rakuten Fashion」では、ファッションブランドが取り扱う暑さ対策関連商品数が前年同期比で約1.7倍に急増している。中でも、「アームカバー」は、日よけや室内では冷房対策にもなることに加え、重ね着のようにファッションアイテムとしても使えるデザイン性の高さに注目が集まっている。
また「楽天市場」のファッションジャンルにおいても、「アームカバー」や「フェイスカバー」で「UVカット」や「冷感」など特殊素材を使った商品の流通総額が前年同期比で約1.4倍と伸びている。
【5】ワンにゃんクーラー
犬や猫などペットの暑さ対策を強化する傾向も出ている。「楽天市場」においても、ペットの暑さ対策関連商品の流通総額は前年同期比で約1.3倍に伸長しており、中でも、ペットが身に着ける「クールベスト」が前年同期比約1.5倍に伸長するなど、ペットを熱中症などから守りたいという意識の高まりが関連市場の拡大をけん引している。
夏の風物 新グルメ

【6】 辛酸冷・麺
「冷やし中華」「そうめん」「そば」など定番の麺に加え、夏場の需要として宮崎県延岡市発祥の唐辛子とにんにくが効いた旨辛スープの「辛麺」の流通が前年同期比で約2.5倍、中国の酸味豊かな辛みのあるスープ「酸辣湯麺」が約1.8倍、冷たいスープや辛いタレで食べる「冷麺」が約1.1倍と、前年同期比でそれぞれ流通総額が伸長しており、本格的な暑さに向けて、食欲を増進させる「辛い」「酸っぱい」「冷やし」と「麺」を掛け合わせた「辛酸冷・麺」の需要がさらに伸びることが予測できる。
【7】たのしそうめん
夏場の需要とし「大容量そうめん」が前年同期比約1.2倍と好調。食卓をエンターテインメント化する「流しそうめん機」は前年同期比約1.2倍と伸長しており、子どもや家族で楽しむ商品や一人用、持ち運べるタイプなど、多種多様な流しそうめん機が登場している。
その他、変わり種のつゆや夏の終わりに余ったそうめんをアレンジするレシピが、楽天が運営するレシピサイト「楽天レシピ」やSNSなどで多数投稿されており、「そうめん界隈」の盛り上がりは継続すると予測。
【8】 ひんやりとろ変スイーツ
今夏はひんやりとした食感と新しい味わいを掛け合わせ、解凍時間によって様々な食感が楽しめる「ひんやりとろ変スイーツ」に注目。「楽天市場」では、生クリームを大福に閉じ込め、冷凍で届く「生クリーム大福」が前年同期比約1.2倍と支持を集めている他、今年は「くずアイス」や「冷やし大福」「チーズテリーヌ」といった新感覚のひんやりスイーツが注目株である。
【9】冷凍アレンジ
「楽天市場」では、「冷やし焼き芋」や「アイス梅」「アイス干し柿」などが多数販売されており、中でも「冷やし焼き芋」の流通総額は前年同期比約1.2倍に伸長している。バームクーヘンやクリームチーズ、トマト、バナナなど様々な食品や食材を凍らせて食べる楽しみ方が確認され、常温や冷蔵の食材を凍らせるだけの「冷凍アレンジ」をしてアイス感覚で楽しむ新しい食べ方が注目を集めている。
【10】 いえなかかき氷専門店
「かき氷機」の流通も前年同期比約1.1倍と好調。従来の氷削り器にとどまらず、大人用にデザインされたタイプや冷凍フルーツをそのまま削れるタイプ、ふわふわの氷を作れる「進化系かき氷機」も登場している。また、果実や野菜における素材本来の風味や色、香りを生かすため、加熱処理を最小限に抑えたプレミアムな「かき氷 生シロップ」の今後の人気にも注目。自宅で専門店のようなクオリティを楽しむ需要が高まっている。
