ヤプリは、2025年10月9日・10日に開催された「Yappli Summit 2025」にて、デジタルエクスペリエンスプラットフォーム「Yappli」、ノーコードCRM「Yappli CRM」、次世代ウェブ構築プラットフォーム「Yappli WebX」の新機能を多数発表した。


今回は、アプリのUI/UX進化やデザインの自由度向上を図るアップデートを実施。ナビゲーションバーやタブバーのカスタマイズ性向上、OS最新UI対応、通知バッジ機能の拡充など、ブランドの世界観を柔軟に表現し、ユーザーエンゲージメント強化につながる機能が追加された。また、マイクーポンやスタンプカード機能の拡張、管理画面の使いやすさ向上にも取り組んでいる。
データ活用面では、Yappli Analyticsが進化し、分析UIリニューアルによる直感的な操作性と「ベンチマーク分析」機能強化により、業種ごとの他社比較が容易となった。さらに、アプリとウェブ双方での行動データを統合し、「コンバージョントラッキング」によってEC購入や店舗予約などの成果を一元的に計測できるようになり、よりパーソナライズされたアプローチが可能となった。
加えて、ディファード・ディープリンク機能で、アプリ未ダウンロードでも指定ページへ遷移可能となり、シームレスなCXを実現している。

なお、外部サービス連携も拡充され、コマースプラットフォーム「Shopify」との会員情報統合によるOMO施策が容易に。オンライン・オフラインを横断した顧客体験の実現が可能となっている。加えて、カスタマーエンゲージメントプラットフォーム「Braze」との連携により、アプリ内行動データを起点としたメールやプッシュ通知、LINEなど複数チャネルでの即時配信を実現。パーソナルなコミュニケーションの強化を図っている。
CRM領域では、「Yappli CRM」のプロダクトアップデートを発表。顧客データ連携機能やSMS認証、購買データ分析(RFM分析)、AIによる施策分析など、マーケティング施策の高度化とパーソナライズ施策強化に貢献する新機能が提供されている。
また、2025年5月にリリースされた「Yappli WebX」により、ノーコード・AI・ヘッドレスCMS技術を活用した効率的なウェブサイト構築が可能となった。Yappliとの連携により、ウェブとアプリ両方で一元的な情報発信とブランド体験が実現できるという。

さらに、社内コミュニケーションアプリ「UNITE」のブランドを「UNITE by Yappli」へ変更し、企業の従業員エンゲージメント向上を支援する多様な機能強化を行っている。

